子どもには子どもの世界がある   静岡恵明学園児童部

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恵明通信倶楽部

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  • 恵明通信倶楽部(令和6年1月10日)

    <クリスマス企画>

    長年続けて行なってきたお客さんを招いての「恵明クリスマス」は、施設の小規模化・地域分散化やコロナの影響などで実施が難しくなってきた。いろいろな行事企画を小グループ(家ごと)で行なう中、クリスマス企画として子どもたちと楽しい時間を過ごした。いちょうの家とさくらの家は御殿場時之栖・麦畑で食事をした。大きい男の子たちのグループということもあり、バイキングでしっかり食べていた。食事後はイルミネーションを見てクリスマスシーズンの雰囲気を味わった。もみじの家はPATAPATAでピザを食べ、家でアイスパーティーを楽しんだ。ももの家はOMOCHAで食事を楽しんだ。はなみずきの家は伊東ぐらんぱる公園に行き、イルミネーションと食事を楽しんだ。ぐらんぱる公園のグランイルミは評価が高く、子どもも職員も感激して帰ってきた。学園のクリスマスはいろいろな方のご厚意でケーキ・お菓子(お楽しみ袋)・プレゼントなどいただき、子どもたちが楽しい嬉しい気持ちになれる時間を持つことができた。寄付をしてくださった方々に感謝したい。またクリスマスの装飾もホールのクリスマスツリー、園庭のイルミネーションに加え窓ガラスにスノーパウダースプレーを吹き付けクリスマスの雰囲気を高めた。

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    <年越し準備>

    年越し準備としてみかん収穫、門松作り、餅搗き、大掃除・ワックス塗りなど行なった。今年の門松作りはこども園の先生と合同での作業となった。竹取りは職員Hさんの林で行ない、松、梅、熊笹などを集め、作業場で竹切り、笑い口作り、菰巻き、縄縛り、装飾などを行ない仕上げた。各家の門松は一本飾り、学園入口は3本竹の特大門松、事務所玄関前は3本竹の大門松。手作り門松、これぞ学園のお正月。餅搗きが30日の早朝から行なわれた。小学生も手伝いに入り、中3の子が一年の成長で力強くなり、高校生と協力して餅をついた。31日夕食で年越し蕎麦(天ぷら蕎麦)を食べ、深夜に除夜の鐘を突いて新しい年を迎えた。

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    <新年を迎えて>

    2024年(令和6年)辰年、新しい年を迎えました。明けましておめでとうございます。辰年は竜(龍) のことで十二支の中で唯一想像上の動物で、中国では古来より陽の気が動いて万物が振動するので、活力旺盛になって大きく成長し形が整う年だと言われ、成功や発展の象徴として縁起がよいとされてきた。そんな辰年のスタートが、元日は石川県能登半島震度7に及ぶ地震、津波災害、2日は羽田空港で日航機・海保機の衝突事故、3日は北九州小倉市商店街の火災など、連日事故や災害のニュースが流れる日が続き、能登半島地震では死者100名を超える事態となってきた。そんな新年スタートの中、学園では温かい三が日を過ごした。元日は写真撮影をし、新年の挨拶を交わし、各家でゆっくりと過ごした。2日は小学生以上書き初めを行なった。センター棟ホールに作品を貼り、後日職員による審査を行ない、5点入選作品を選出した。新年を迎えてすることのひとつに「初詣」。子どもたちは家ごとに時間を作って三嶋大社に参拝に行ってきた。「子どもも職員もみんな一年健康で幸せに暮らせますように」。

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    <20歳の成人のお祝い餅搗き>

    三島市は1月7日(日)に三島市民文化会館(ゆうゆうホール)にて「三島市二十歳を祝う式典」が執り行われた。学園でも今年度20歳を迎えた卒園生等が7名いる。3名の子が式典に参加し、児童部に挨拶に来てくれて、在園児童、職員らとジュースで乾杯し、少しの時間交流を持った。学園で行なっている恒例の成人のお祝い餅搗きは、諸事情により8日(月)、在園児童、職員らで行なった。また台所では赤飯を炊き、お祝いのお餅・赤飯をお世話になった方数名に担当が渡しに行ってきた。そして夕食では赤飯で成人を迎えた人たちのことを祝った。「みんなも成人になったらしっかりお祝いするから」と在園する子どもたちに話した。

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  • 恵明通信倶楽部(令和5年12月10日)

    <MISIA星空のライブ招待>

    11月12日(日)、「25th Anniversary MISIA 星空のライブ Ⅻ Starry Night Fantasy」の公演がエコパアリーナで行なわれ、学園の子どもたちも招待を受け行ってきた。子どもたちはアーティストのコンサートをしっかりとした会場で観るのははじめてで、素晴らしい体験をすることができた。学園からエコパ(袋井市)まで行くのも、遠足気分で、マイクロバスの中も楽しんでいた。駐車場が確保できるか心配で、余裕を持って学園を出発した。エコパの周回道路を走っていると多目的広場の前を通った。数年前ラグビー教室で来たグラウンドで、「俺ここ来た。」「ここでラグビーしたじゃ。」と思い出す子もいた。帰りは東名富士川サービスエリアで夕食休憩を取った。フードコートで食べる予定で行ったが、中には好みの食べものがないということで隣のコンビニで弁当やサンドイッチなど食べたいものを買って食べる子も多かったが、子どもたちはフードコートも新しい体験だった。

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    <七五三詣り>

    11月15日(水)、こども園年中クラスのRくんとYくんが5歳で七五三詣りに行ってきた。七五三は子どもの成長を祝う行事。朝、美容院で袴の着付けをしていただき、三嶋大社に移動しお詣りをした。着慣れない袴をいやがる不安もあったが、学園に戻って着替えるまで乱すことなく着続けることができた。三嶋大社でお詣りをし、写真を撮るなどしてから乳児院へ挨拶に行ってきた。乳児期面倒を見てくださったお姉さんたちに成長した姿を見せ喜んでもらうことができた。学園に戻ってきてからも職員に囲まれお祝いの言葉が飛び交う中、晴れ着姿の写真を撮ってもらった。着替えを済ませ昼食。メニューは子どもの希望でハンバーガーとフライドポテト。学園手作りの「七五三恵明セット」で楽しい時間が持てたようだ。七五三の日(11月15日)のおやつは千歳飴。千歳飴は「細く長く粘り強く、いつまでも健康で長生きしてほしい」という意味が込められていると言われている。昔から伝えられる想いを大切にしたい。

    <陶芸教室>

    11月23日(木・祝)、「器を作ろう」というテーマで今の子どもたちにとっては初めての陶芸教室を行なった。 「俵作りから始めるよ」と説明すると、まず、子どもから出た言葉は、「たわらって?」だった。白板ボートに俵の絵を描き、「昔はこの中にお米を入れていたんだよ。今は紙の袋に入れたりビニールの袋に入ってるよね。」と説明をした。子どもたちの目の前に一人一つずつのロクロがあり、それが気になってクルクル回してあそぶ子もいた。作業工程の説明が終わり、ロクロの上に粘土が置かれると、コロコロ転がしたり丸めたりして自分で俵の形にする子もいれば、「ねえー、どうやるの?」と助けを求める子も…。小学校高学年の子たちは、最初はあれやこれやと話しながら制作していたが、時間が経つにつれ、黙々と集中し、器の厚さが指の太さと同じくらいの厚みにしようと、少しずつロクロを回しながら全体が同じ厚みになるように、ぬれスポンジを使いながら粘土の表面をならしていた。前日に学園の周りを散歩しながら集めた落ち葉や木の枝を使って模様を付けたり、ストローや針金で穴をあけたり絵を描いたりして自分の作品を仕上げた。みんなの作品を台に並べお互いの作品の観賞会を行なった。大人も最初は子どもの補助の予定だったが、思いがけず夢中になり自分の作品を作り上げ、嬉しそうに見ていた。こども園の窯をお借りし、素焼きをしてもらい、次は絵付け釉薬を塗る。どんな作品になっていくのか、ワクワクドキドキである。(陶芸教室担当A)

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    <イルミネーション>

    12月を迎え学園園庭にイルミネーションを飾り、光のアートを楽しむ季節になった。12月3日(日)、子どもたちと一緒に飾り付けを行なった。毎年F様からイルミネーションの寄付をいただいており(今年は12月13日予定)、年々バージョンアップしているので、飾り付けも時間がかかってしまったが、子どもたちは全種類飾り付けられるまで手伝ってくれ、イルミネーションの準備ができた。夜点灯し、赤、青、緑、ピンク、白、黄、クリアなど沢山の色の光が、夜の闇の中を明るく照らし心を和ませてくれる。

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  • 恵明通信倶楽部(令和5年11月10日)

    <秋の遠足(裾野市運動公園)>

    10月14日(土)、心地よい涼しさになってきた秋の日、学園の秋の遠足があり、幼児4名、小学生10名、中学生8名、職員7名、施設長の合計29名で裾野市運動公園へ行ってきた。みんなでドロケイをして走り回ったり、ローラー滑り台をしたりして楽しんだ。バドミントンやバレーボール、スケートボードなど持参し、職員も子どもと一緒に体を動かし楽しんだ。汗を掻いた後の自然の中で食べるお弁当は最高においしかった。

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    <笹原秋祭り>

    10月15日(日)、朝笹原地区で号砲が鳴った。笹原の山神社祭典。神社では地区の方が集まり、神主さんによるお祓いが行なわれた。子供会はこわめし坂を神輿を担いで回った。こども園に通う幼児から6年生までのこどもたちが参加し、Iお父さんの「ワッショイ」というかけ声に続いて子どもたちが「ワッショイ」と元気に声を出して神輿担ぎを盛り上げる。お土産にお楽しみ袋(お菓子)とジュースをいただいて帰ってきた。短い時間であったが、地域の文化に触れる貴重な時間だった。子どもの人数が少なくなり、神輿の練り回しを今後続けるのは難しいようで寂しい思いだ。

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    <三嶋スカイウォーク花火招待>

    10月14(土)・15(日)、三島スカイウォークが「ナイトスカイウォーク打上花火」を企画。15日の夜の花火に学園の子どもたちを招待をしてくださった。14日は雨が心配されたが地区から花火を見ることができた。15日は実際にスカイウォークの会場で花火を見た。吊り橋上や吊り橋を渡ったエリアからの観覧となった。「ミュージカル花火ショー」と説明があったように、テンポの良い音楽に合わせて花火が打ち上げられたり光が映し出されたりとまさに花火と音と光のすばらしい「ショー」だった。地区から見る花火では感じることのできない感動をもらうことができた。

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    <みかん収穫>

    みかんが色づいてきた。10月17日(火)職員で今季早生みかんの初収穫をした。味見をしながら収穫を楽しんだ。今まで西浦久連で育てていたみかんを笹原の山で育ててしっかりとしたみかんができるか挑戦の栽培でもあった。用務員だけでなく処遇職員、専門職職員も収穫やみかん販売の袋詰め作業をした。12月下旬には青島みかんの収穫が始まるだろう。またみんなの力で収穫し、みかんの味を楽しみたい。

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    <秋冬の準備>

    10月28日(土)にはBBS会の方が、11月3日(金・祝)には三島局管内郵便局長会・婦人の会のみなさんがボランティアで来園された。子どもたちや職員と一緒に学園内の花壇やプランターに秋冬の花を植える作業をしていただいた。学園入口のパンジーなどの花植え作業をした小学生の子たちが手際よく上手に植える姿を感心し、積極的に手伝っていることを褒めていただいた。建物周辺の花壇にはパンジーにビオラ、ジュリアンを植え、またチューリップの球根を植えた。幼児さんが花植えに参加し、一生懸命植えようとする姿がとてもかわいらしく、楽しみながら活動し、みなさんに優しく接していただいた。

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  • 恵明通信倶楽部(令和5年10月10日)

    <マクドナルドさん ありがとう>

    マクドナルドが「子ども支援」として期間限定で、子どもを対象にハンバーガー+サイドメニュー+ドリンクのセットを低価格で提供する活動を行なっており、学園の児童も支援を利用させていただいた。子どもたちはハンバーガーが好きで、今回の昼食企画をとても喜んでいた。子どもたちも職員も楽しいお昼の時間を持つことができた。

    <日野市西部地区民生委員児童委員協議会施設見学>

    9月20日(水)、東京都日野市の西部地区で民生委員や児童委員をされている方々(18名)が施設見学で来園された。静岡恵明学園70周年記念プロモーションビデオ(DVD)を視聴していただき、統括園長が学園の歴史について話をした。施設見学でもみじの家とももの家を見て回った。自然豊かで海(駿河湾)を眺めることができること、夏の花がきれいに咲いていることなどを話しながら園内を回り、記念に花壇を前に写真撮影した。

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    <秋到来>

    昔から「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるが、それまでは9月と言っても残暑が厳しく、長い夏を感じ秋の訪れは遠く感じていた。でも少しずつしのぎやすい暑さになってきて、園庭にはトンボが飛び交いコオロギを見つけたり、柿が色づきコスモスの花が咲いたりと落ち葉が増えたりと秋の気配を感じるようになってきた。職員のOさんが家から栗(イガ付き)を持ってきてくれ、みんなの見えるところに飾ってみんなで秋を感じた。9月29日、十五夜でお月見会をやった。各家でお団子を作り、お団子や雪見だいふくを食べたり、外に出て満月(中秋の名月)を見たりしてゆったりと時を過ごした。

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    <マックスバリュ東海MYユニオンさん ありがとう>

    マックスバリュ東海MYユニオンさんより社会貢献活動基金でスケートボードと自転車を購入させていただいた。6月に開いたスケートボード教室以来子どもたちが夢中になっているので、数を増やし、多くの子たちができるようにと考えた。それを使用して8月のスケートボード大会が実施された。また子どもたちの希望から自転車を購入させていただき、幼児用も用意し、子どもたちの自転車あそびの広がりを作ることができた。ありがとうございました。

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    <坂地区体育祭>

    10月8日(日)、坂地区体育祭が坂小学校グラウンドで4年ぶり行なわれ、子どもたちと職員で参加した。今年度は学園の単独チームを作ることが難しく、山中地区との合同チームで参加することになった。準備のテント張りの段階から山中地区の方に助けていただき、パン食い競走に小学生、中学生、職員と多くの種目に出場し楽しんだ。はじめてパン食い競走をする小学生や職員もいた。またボール運びリレー、水汲みリレー、ラムネのみ競争、一人バスケットリレー、陸上メドレーリレーなどに山中地区の役員の方と相談しながら選手を選抜して出場した。中学生が何種目も積極的に出場して、楽しんでいる姿を見ることができた。特に一人バスケットでは山中地区の方と子どもたち、職員で走ったが、ダントツの1位を取ることができた。職員も子どもと一緒に楽しみ、地域の方と触れあうことができた。幼児もちびっ子競争に出場し、景品(お菓子)をもらい喜んでいた。最後にお楽しみ抽選会でじゃんけん大会をし、勝ち残って景品(生活用品)をもらう子が何人もいた。予定より早い終了で雨が降る前にすべて終わることができた。地区の行事でみなさんと一緒に活動することは職員にとっても子どもたちにとっても大事な時間だと思う。山中地区のみなさんありがとうございました。

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  • 恵明通信倶楽部(令和5年9月15日)

    <立科町民生児童委員施設見学>

    8月30日(水)、長野県立科町の民生児童委員の方々(18名)が施設見学で来園された。静岡恵明学園70周年記念プロモーションビデオ(DVD)を視聴したり、統括園長から学園の歴史について話をしたり、以前里親支援専門相談委員を担当していた職員が里親制度について静岡県の取り組みや学園が実施している取り組みについて説明したりした。センター棟での施設の概要説明等終了後、施設見学を行なった。学園から見える駿河湾や歩いて数分のところに三島スカイウォークがあることを紹介した。また学園内についても不二見地蔵尊や「子どもには子どもの世界がある」の石碑など紹介した。家を見学していると子どもたちの生活について質問があり、説明担当職員がそれぞれに対応していた。

    <衛生研修(嘔吐処理講習会)>

    9月1日(金)、園内研修の一つとして衛生研修(嘔吐処理について)を栄養士が講師となり講習会を行なった。はじめに、キッチン職員は衛生に対する配慮対応の実践をしているので、学園の食事は安心安全な食事であるという話があった。またノロウィルスを感染を広げないための対応についての説明があった。その後、職員による嘔吐処理のデモンストレーション(栄養士解説付き)を行ない、その後参加職員が実践練習した。手袋やマスクの外し方、エプロンの脱ぎ方、ゴミの捨て方なども汚れた部分を触らないように注意することなど学んだ。最後に「手洗いチェッカー」でそれぞれの職員がどれだけきれいに手洗いができているか調べた。特殊な薬を使っての手洗い等行なった後手洗いチェッカーに手を入れると、上手に洗えていない部分は白く見えるようになっていて、隅々しっかり洗ったつもりでも白く光ってしまい、手洗いの難しさを実感するものだった。

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    <センター棟ホールワックス塗り>

    9月5日(火)、雨予報の合間の晴れの日を選んで、センター棟ホールのワックス塗りを職員で行なった。ワックス塗りの仕方も時代の流れに伴い変化してきて、最近ではフローリングワイパーを利用して行なっている。子ども担当職員だけでなく専門職や事務職、用務の職員などと協力しあってきれいにすることができた。学校から帰ってきた小学生が「きれいになってる」「ピカピカ光ってる」など気づき喜んでくれたことが嬉しかった。一部の職員だけでなく、いろいろな分野の職員が協力しあい、環境を整えていく。チーム・仲間のつながりの大切さを実感する時間ともなった。

    <こども園運動会練習>

    こども園グループの運動会が9月23日(土・祝)に駿河平グラウンドで行なわれる。その運動会に向けての練習が今年は児童部の広場で行なわれた。すみれ組(年少)は11日、ゆり組(年中)は14日、年長組は13~15日連続で練習に来て、子どもたちの元気な声が学園の園庭に響いていた。すみれ組は玉入れやダンスなど、ゆり組はダンスや障害物走など、年長組はパラバルーンを使った団体遊戯やボンボンを使ってのダンス、リレー障害物走などの練習をした。23日は運動会が盛大に行なわれることを楽しみにしている。

     

  • 恵明通信倶楽部(令和5年8月夏休み特集号)

    <サッカー観戦>

    トヨタユナイテッド様のご寄付により、清水エスパルスのホーム試合、7月29日(土)のファジアーノ岡山との試合と8月12日(土)のレノファ山口との試合をIAIスタジアム日本平に観戦に7名ずつのグループで行ってきた。Jリーグの試合を会場で見るのは初めてのこと。エスパルスファン(オレンジ色)に圧倒されることもあったが、2試合ともエスパルスが1-0で勝って、勝ち点3を取るゲームを見ることができ、盛り上がるスタンドの中で楽しむことができた。

    <坂地区納涼祭>

    8月5日(土)、坂公民館にて坂地区納涼祭が行なわれた。以前は盆踊り大会だったが、時代の流れで盆踊りに子どもたちの参加も少ない中、地区の役員の方々が話し合いを重ね「納涼祭」として実施することになってきた。ここ数年コロナ禍で実施見送りが続き、今年が納涼祭としては初めての取り組みとなった。役員さんも世代交代してきた中で、坂地区体育文化振興会の会長様が「恵明のお祭りを参考にさせてもらいました」と言ってくださるように、模擬店、ビンゴ、花火と子どもたちも楽しめる時間となっていた。模擬店は無料で、子どもたちはお楽しみ券を持ち、模擬店で買うとシールを貼ってもらい、最後に役員さんのところに券を持って行くと景品がもらえるという楽しい取り組みもあった。付添職員も焼き鳥やかき氷を食べたりビンゴを楽しんだりと子どもと一緒に楽しむことができた。地域の方や坂小の先生方とのふれあいを楽しむ機会ともなった。中には模擬店活動を手伝う子もいて、父兄の方に「えらいね」「助かるよ」と褒めていただいた。

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    <原爆記念日>

    1945年(昭和20年)8月6日8時15分、人類史上初めて、広島に原子爆弾が投下された。あれから78年の年月が流れ、今年の8月6日(日)を迎えた。学園でも朝8時にセンター棟ホールに子ども・職員が集まり、平和記念式典の様子をテレビで見ながら8時15分、みんなで黙祷をした。その後テレビでは広島市長の平和宣言に続いたが、センター棟では主任が広島市の「原爆被害の概要」というページの文章を読み上げ、原子爆弾のすごさ・恐さを伝えた。そして平和であることが続くよう、みんなができることは周りの人や友だちと仲良くすること、人をいじめたり馬鹿にしたりしないこと、友だちを大切にしていくことを伝えた。その後テレビで子ども代表の「平和への誓い」があったが、朝その場面は見なかったので、昼食前に代表の小学6年の子が立派に話す映像をみんなで見た。~私たちにもできることがあります。自分の思いを伝える前に、相手の気持ちを考え ること。友だちのよいところを見つけること。みんなの笑顔のために自分の力を使うこと。~少しでもみんなが平和や安全について自分のこととして考えるきっかけになればいいなと思う。

    <お楽しみ企画>

    数年続いたコロナ禍による制限も緩和され、少しずつ日常を取り戻しつつある中で迎えた夏休み。みんなで楽しいことがしたいと、ゲーム・カラオケ大会を企画しました。Nintendo Switchを、みんなが集まるセンター棟のテレビに接続して行うこの企画。「ゲームばっかりさせるなんて」と、職員からも反対されるのではないかと内心ドキドキしていましたが、統括園長をはじめとして「やってみたら?」と多くの職員が賛同してくれ、実行することができました。どれだけの子どもたちが参加してくれるかなと、こちらもドキドキしていたのですが、企画当日は「今日スマブラでしょ?」「何時からやるの?」と朝から皆ソワソワ。計4回行いましたが、毎回20名ほどが参加してくれ、大盛況でした。トラブルが起きないように“ゲーム機を丁寧に扱う”“一人続けて2回プレイしたら交代”“誰かが嫌な気持ちになるようなことがあったら即終了”という必要最小限のルールを設けましたが、全く心配は無用でした。ゲームに詳しい子が設定の手伝いをしてくれたり、「次、誰使う?」とコントローラーを譲り合ったり、「早く帰っちゃうんだから先やりなよ」と声をかけてくれたり…。みんなで楽しく過ごすためにどうすればいいのかを子ども自身が考えて行動してくれたおかげで、4回ともとても楽しい時間を過ごすことができました。嬉しいことに「またやらないの?」という声も聞かれるので、また企画できるといいなと思っています。

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    <お菓子作り>

    8月11日(金・祝)に子どもたちとお菓子作りをした。前もって子どもたちから意見を聞き、ホットプレートを利用して、幼児のいるもみじの家は冷凍クレープ生地を使ってお好みのフルーツをトッピングしてのクレープ作り、いちょうの家とももの家はふわふわパンケーキ作りをした。数年間コロナ禍で密を避ける配慮のため、各家への分散化、企画・行事等の中止などやらざるを得ない中、センター棟も子どもたちの声がなく寂しい期間が続いた。しかし今年度コロナが5類に変更になったことで、企画・行事も復活し、センター棟にも子どもたちの笑顔や賑わう声が戻ってきた。明るくなってきたセンター棟で子どもたちと楽しいことをしたいという思いから「お菓子作り」を計画した。頭の中で夢にも出てくるほど、何度も何度もシミュレーションを繰り返し、当日を迎えた。子どもたちに楽しんでもらえるか不安もあったが、子どもたちの楽しそうな表情を見た時「やってよかった!」と強く思えた。こんな些細なクッキングでも真剣なまなざしで一生懸命取り組み喜んでくれた子どもたちがとても愛おしい。

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    <かき氷>

    今年の夏も暑い。今年は東北地方や北海道まで30度を超える暑さを記録するほどの暑さ。この暑さの中でちょっとの冷涼時間がおやつのかき氷。かき氷の機械を操作するスタッフはその日によって異なるが、中学生の子どもたちが自然と手伝いに来てくれる。器やスプーンを用意したりシロップをかけたりしてくれる。時にはキッチンや事務所等の職員に注文を取りに行き、できあがったかき氷を届けたりしてくれる。職員が強制することなく、子どもたちが自主的に動いている姿に、恵明学園の良さを感じる。練乳や小豆なども用意してもらいトッピングを楽しんでいる。中にはスペシャルと称してシロップ数種類カラフルなかき氷を作る子も多い。

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    <三島スカイウォーク夏祭り>

    学園から少し歩くと三島スカイウォークがある。歩いてすぐ近くの観光スポット。楽しい企画を見逃すのはもったいないという思いで調べると、今年の夏休みの目玉は8月11日(金)から14日(月)までの期間行なわれる「夏祭り」。11日、夜勉強をしていると、20:00に「ドーン」と大きな音がして驚いた。「あっ、そうだ。今日ってスカイウォークの花火じゃ。」と言って外に出て、学園からだと一部分しか見えないので数人の子どもたちと花火の見える場所に移動し、打ち上げ花火を楽しんだ。7月29日(土)に行なわれた沼津狩野川花火大会を山から見た時は小さかったけれど、スカイウォークの花火は大きく見ることができた。12日、しゃぎりの演奏披露(芝本町)や手筒花火があるということで「見に行きたい」と子どもたちの希望も多く、2人の職員付添で行ってきた。しゃぎりの演奏では自分たちの知らない曲も多く、新鮮な感じで聞いていた。手筒花火では職員も子どもも実際に見るのは初めてで「熱そう!」「熱いんじゃないの?」「燃えない?」など心配しながら、花火文化のすごさを感じ、素晴らしい時間を持てて、いい経験になったと思う。

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    <終戦記念日>

    1945年(昭和20年)8月15日、日本は終戦を迎えた。学園でも職員、子どもたちはセンター棟ホールに集まり、戦没者追悼式の様子をテレビで見ながら、正午に合わせてみんなで黙祷して、戦争で犠牲になった方々を悼んだ。学園では終戦の日の昼食は「すいとん」。当時のすいとんは味もなく栄養価としては決して高いものではないがお腹を満たす食事だったそうだ。今では肉や野菜も入れて美味しく味付けして食べているが、戦時中はお米はなく、代用食としてさつまいもやじゃがいも、すいとん、草殻、もち草、柏の葉、サトイモやかぼちゃなどの葉や茎まで、あらゆる食べものを食べていた。それだけ食糧難だったということが分かる。

    <三嶋大祭り>

    毎年8月15~17日は三島の夏祭り「三嶋大祭り」が開催される。以前はお祭り期間中に市内に買い物に行き、お祭りの雰囲気を楽しんだが、コロナ禍人混みを避けるという配慮からお祭りでの買い物を避け、夏休み期間中の買い物にしたため、ここ数年三嶋大社のお祭り雰囲気を味わえなかったこともあり、子どもたちから「お祭りに行きたい」という声が上がり計画した。はじめの計画は16日(中日)の音楽パレードや頼朝公旗揚げ行列の見学を中心に露店の見学や購入などにしたが、台風7号の影響の強い雨が降ったため見学に行くことを中止にした。翌日17日の農兵節パレードと三島サンバパレードの見学を中心に露店の見学や購入を楽しむ計画に切り換え実施した。子どもたちは沿道で農兵節や三島サンバの踊りをしっかり見ていた。三嶋大社内の露店を見て回って、お祭りらしくりんご飴やいか焼き、唐揚げなど食べたいものを買って食べていた。暑さもあり、自動販売機でジュースを買って水分補給する姿が見られた。子どもたちも友だちや小学校の先生、しゃぎりの川原ヶ谷の指導者の方々に会って声をかけてもらったり話をしたりする時間も楽しめた。職員も衆議院議員細野さんや静岡県議の宮沢さんや伊丹さん、坂地区の方などに挨拶することもあり、ふれあいの場となっていた。

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    <スケートボード大会>

    8月18日(金)、日頃の練習の成果を披露する目的で14時から子どもたちと職員有志参加によるスケートボード大会を行なった。この大会に合わせ新しいスケートボード、ヘルメット、プロテクターなど新しく購入し、子どもたちの意欲を高めた。大会では幼児から中学生、職員が参加し、初級者レベルの滑りと上手に滑れるようになったレベルの子たちの滑りを披露した。スケートボードをやらない子や職員も応援に駆けつけ、子どもたちの頑張る姿や楽しむ姿に声援を送っていた。

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    <納涼祭(バーベキュー)>

    8月18日(金)、16時半から納涼祭を行なった。子どもたちと職員有志によるしゃぎり演奏披露で会が始まった。今回しゃぎり演奏を考えたのは「俺っちもしゃぎりやりたい。」という中高生男子の声があったから。他の中高生に声をかけると「やってもいい。」と言ってくれた。本番前に数回練習をしないといけないと思い、12、13、17日に練習をした。一緒に練習して楽しそうな姿を見て「みんなしゃぎり好きなんだ。」と思った。小学生から高校生まで揃って、職員も一緒という構成でのしゃぎり披露は初めてのこと。練習時は笹原の子どもたちだけだったけれど、納涼祭本番では小規模の子や職員も加わり、総勢21名のメンバーで演奏した。しゃぎり終了後、バーベキューを楽しんだ。今回は焼き肉だけでなく魚や貝も入っていてぜいたくなバーベキューとなった。肉や野菜が焼き上がるまでおにぎりやジュースを飲んでお腹を満たしていた。鉄板で調理担当したMの見事な腕前。「今日の肉うまいじゃ」と言って牛肉をたっぷり食べている中学生。焼きそばの味加減がよく「うまい」と言っておかわりをする小学生。みんなお腹いっぱい食べることができたようだ。仕上げはかき氷。お腹いっぱいと言ってもかき氷は別腹。かき氷を始めると、子どもたちは自然とかき氷のテーブルに群がり順番待ち。みんないい表情でかき氷を頬張っている。

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    <プール遊び>

    台風が過ぎ、納涼祭も終わっても残暑厳しい日が続くことと、日頃から子どもたちが水遊びをしていることもあり、センター棟前に手作りプールを子どもたちと協力して作り、ホースを用いて水を溜め、水遊びを楽しんだ。手や足だけでなく水鉄砲で水のかけっこをしたり、水風船を作ってぶつけたりして楽しむ姿が見られた。また、8月の消火訓練では貯水槽からバケツで水を汲んで消火する想定で、手作りプールの水を汲んでのバケツリレーを実施した。夏限定で水遊び的な部分もあるが、興味を持って取り組める消火訓練ができた。

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    <市の山子ども相撲大会>

    8月27日(日)13時から、市の山の神社にて子ども相撲大会が行なわれた。コロナ禍で数年間行なわれなかったりコロナの前も雨でビンゴ大会に変更して行なわれたりしていたが、今年は天気にも恵まれ久し振りの相撲大会となった。地域の子どもたちも多く参加していた。まだ2~3歳くらいの子が土俵に入ったり、幼稚園児が相撲を取ったりして、小学生の取り組みにうつっていった。学年があがるにつれて激しさが増し、地域のお父さんお母さんたちの声援の中、元気いっぱいの取り組みが見られた。

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    <夏休み企画実施>

    前回号で伝えたように、今年も楽しい夏休みの思い出作りをするために各家で行事企画を考え実施した。 いちょうの家は1泊2日の企画(7月26~27日)。1日目サイクルスポーツセンターで自転車あそびをし、伊東ホテルニュー岡部に宿泊。2日目は熱海長浜海浜公園で海水浴・水遊びを楽しみ、夕食を回転寿司で食べて帰ってきた。大満足の2日間だった。もみじの家は幼児グループと小学生グループに分けての活動となった。幼児はサファリパーク見学や柿田川湧水公園散策など。小学生は台風の影響で日本平動物園には行けず映画鑑賞をしたりスケボーパークを体験したりして楽しんだ。もみじの家全体でピザパーティー、DVD鑑賞など小刻みに楽しむことができた。ももの家は1泊2日の企画(8月24~25日)。1日目熱海姫の沢公園、伊東城ヶ崎海岸の散策をし、宿泊先のウェルネスの森伊東に向かった。2日目はぐらんぱる公園で楽しんだ。はなみずきの家も1泊2日の企画(8月21~22日)。1日目サイクルスポーツセンターで自転車あそびをし、宿泊は伊豆キャンプ場モビリティーパーク。バーベキューやテント・寝袋での寝泊まりを体験。2日目は富士マリンプールで水遊びをしたり沼津千本浜の散策をしたりして楽しんだ。思い切り体を使った2日間だった。さくらの家も1泊2日の企画(8月22~23日)。1日目富士急ハイランド。一富士荘に宿泊。2日目は桔梗信玄餅テーマパーク、忍野八海、白糸の滝などの見学を予定していたが雨のため実施することができなかったが、夕食はしっかりと焼き肉を食べて帰ってきた。それぞれの家で活動的な企画が実施された。雨で予定通りできなかった家もあったが楽しい思い出ができたことに間違いはない。これからも小集団の行事企画の良さを活かし、子どもたちの思い出作りをしていきたい。

     

  • 恵明通信倶楽部(令和5年7月20日)

    <里親支援事業>

    学園では、里親さんを支援する活動を行っている。既に里親登録している方のいる里親サロンや里親カフェなどに参加したり、里親制度を理解してもらうために、静岡恵明学園児童家庭支援センター「スマイル」の里親担当職員と一緒にスーパーや役所などの中で啓発活動を行なったり、社会的養護の養子縁組や養育を希望する方たちが里親になるための研修の施設実習を行なったりしている。施設実習では10時から16時までの間、里親実習生が学園の子どもたちと一緒に過ごす。その間子どもたちと一緒に昼食を食べるのだが、これがまたとてもおいしい。学園内で遊んだり、散歩に出かけてヤギと触れ合ったり、三島の広大な畑の中を歩いたり、駿河湾を望んだり、2日間の実習の短い時間だが、大人が子どもに戻るひとときになっているような気がする。先日の実習生からも「久しぶりに小さい子どもと触れ合って心が癒された」という言葉をいただいた。子どもたちも里親さんたちとの触れ合いを心待ちにしている。いろんな方たちとの出会いをこれからも大切にし楽しんでいきたい。(里親担当職員A)

    <心理研修会>

    本年度は、公認心理士・臨床心理士として経験豊富な先生を外部講師としてお迎えし、心理研修を行っていただいております。本年度は、年間を通して6回ほど先生に来園していただき、児童部職員に対する研修、及び学園の児童が通学する小中学校の先生方を対象とした研修会を計画しました。児童部職員(小規模施設含む)を対象にした研修では、ケース検討を家ごとに分けて実施しています。様々な背景を持った子どもたちを養育するにあたり大切にするべき点など、一人ひとりの子どもに合わせて助言をいただいております。また、6月26日(月)に学校の先生方に向けた心理研修会を実施していただきました。研修の中では、子どもの「多様性」と「主体性」を尊重した教育の必要性や“困難さ”への支援の必要性が語られました。全ての子どものニーズに合わせた対応として、ユニバーサルデザインの視点による教育が求められています。発達障害やアタッチメント(愛着)の問題、トラウマ体験などを題材とし、そのような問題を抱えた場合に見られる反応や具体的な支援方法などを分かりやすく解説していただきました。学校現場に限らず児童養護施設においても、求められる支援の幅が広がっていることを実感する研修となりました。目の前の子どもたちが健やかに成長できるよう、日々研鑽を積んでいきたいと思います。(心理担当職員S)

    <三島市民生委員児童委員協議会施設見学>

    コロナ感染症が5類に移行したことで学園に施設見学の依頼の問い合わせが来るようになった。その中でトップを切って三島市民生委員児童委員協議会錦田地区の皆さまが7月11日(火)、三島市の担当者を含め37名の方が来園された。統括園長のあいさつがあり、続いて民生委員代表のあいさつに続いた。その中で5月3日にはこどもの日の集い(旧不二見地蔵尊祭)、7月2日には七夕まつりに地区代表の委員の方々と参加されたことが紹介された。その後、静岡恵明学園70周年記念プロモーションビデオ(DVD)を視聴した。児童部・赤ちゃんセンター・こども園グループの説明・活動等を観ていただいた。恵明学園がいろいろなことをやっていることを知らなかった方もいられて知っていただく機会となった。その後施設長が児童部の概要説明を行ない、コロナ禍の取り組み、これからの展望など話があった。その後、3つのグループに分かれ、それぞれいちょうの家、もみじの家、ももの家の施設見学をした。各家で子どもたちの生活などの質問の受け答えをするなどして時間が過ぎていった。

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    <スケートボードに夢中>

    今小学生の男の子たちの間でスケートボードが流行っている。教室を開いて貰ってから小6のNくんと小3のAくんは毎日のようにOお兄さんと一緒に練習を楽しんでいる。Oお兄さんも自前のボードを購入しスケートボードに夢中になっている。他の子たちも一緒にやることがあり、センター棟前の広場はスケートボードが行き交う光景が多く見られるようになった。また幼児のYくんやRくん、Kさんも興味を持ち、お兄さんやお姉さんと一緒にあそぶ姿が見られる。特にYくんは大人のサポートなしに一人でボードに上手に乗り走らせることができるようになり、得意そうな顔で小学生らと楽しんでいる。また、はなみずきの家の子たちもスケートボードをやりたいということで児童部に来て、あそぶ姿が見られる。はなみずきの家の向かいにもセンター棟前の広場と同じくらいのスペ-スはあるが児童部に来て他の子たちと一緒に楽しんでいる。1年生のKくんも得意そうに自信を持ってあそぶ姿が見られる。山崎さんによるスケートボード教室は確実に子どもの心に響き、子どもたちの世界を広げ、子どもたちは、夢中になる、集中して楽しむことの喜びを感じている。6月に開いたスケートボード教室のお礼の色紙を子どもたちと作り、山崎さんに届くよう手配していただいた。夏休みに子どもたちの頑張りぶりを見ていただく機会「第2回」のスケートボード教室を調整中とのこと。小学生だけでなく多くの子どもたちが山崎さんらが来て教えてくれることを楽しみにしている。

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    <もうすぐ夏休み>

    静岡恵明学園児童部の夏休みといえば「臨海学校」(土肥小下田での生活)だった。臨海学校にいい思い出を持っている子ども・卒園生は多い。海水浴で泳げるようになったことだけでなく、いろいろな行事(海で遠泳や水中リレー・砂の造形・磯遊びや魚釣りなどしたこと、グラウンドで運動会やソフトの練習・朝のラジオ体操・バーベキュー・花火などしたこと、夜の肝試し・お話の会やピアノコンサートなど)、バターご飯が美味しかったことなど話してくれる。しかし時が流れ、コロナ感染症が流行し、土肥小下田の状況も変わり、学園の体制も変わってきた中で、臨海学校ができない状況になってきた。コロナ禍、学園では各家(小集団)での活動・取り組みを実践してきたが、今年も夏休みは各家での企画外出等が行われる。各家の職員が、子どもたちに意見を聞きながら、楽しい夏休みにするために企画を考えている。

     

  • 恵明通信倶楽部(令和5年7月10日)

    <感謝の日の集い>

    今年度から「母の日の集い」と「父の日の集い」を合致し、「感謝の日の集い」と名称を改め、6月18日(日)に行った。園長先生への感謝の作文をEくんが読み上げるのを皮切りに、各家のお兄さんやお姉さん、キッチン職員、運転職員などにも作文を用意し読み上げてくれた。最後に主任から「みんながいるから頑張れる」「みんなといろいろな思い出を作っている」「手伝いなどしてもらって、助けてもらっている」ことなどの話をして「いつもありがとう」と子どもたちへの感謝の言葉があった。昼食は各家で子どもと一緒にホットプレートでお好み焼きを焼いて食べた。普段作ったことのないお好み焼きを楽しそうに焼く中学生の姿が見られたり、お兄さんの手作りお好み焼きを食べたり、会食では楽しめない時間を持つことができた。各家での食事の醍醐味はホットプレートやカセットコンロを使って、みんなで料理を囲むことだろう。そんな時間を作っていきたい。

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    <救命救急講習会>

    毎年行っている職員対象とした救命救急講習会を6月22日(木)、富士山南東消防錦田分遣所の隊員の方4名来園され指導していただいた。学園が119番した時に一番近い錦田分遣所の隊員が通常運転で10~15分、緊急運転で7~10分到着に時間がかかるそうで、それまでの時間の対応がとても重要になるとのことだった。救急隊員に引き継ぐまでにできることを学ぶため、AEDを使用した心肺蘇生法と体位確保(回復体位)、搬送法についての指導をしていただいた。AEDを使用した心肺蘇生法を5分間行ったが、体力的にも厳しいもので、救急隊員が到着するまで一人で正確な心肺蘇生を続けるのは難しく、交代して継続することも大事になってくるので、一人でも多くの人が心肺蘇生法を身につけることはとても大切なことだと改めて感じた。

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    <スケートボード教室>

    S統括園長がつながりのある三島市内の老舗菓子店店主Aさんがスケートボードプレイヤーとして経験があるということで、学園の子どもたちにスケートボードを教えてもらいたいという話をして、6月23日(金)に小学生を対象としたスケートボード教室が実現した。指導は日本スケートボード協会の理事を務められている山崎勇亀さんが行ってくださった。山崎さんはPSJスケートボードアカデミー(大阪)の校長先生を今年の4月までなされていて、スケートボーダーのレジェントとして、今でもスケートボードの世界で活躍されている。そんな山崎さんが学園の子どもたちのために来園してくださり、指導してくださった。(山崎さんもご自身のFacebookで学園の子どもたちとの交流について書かれている。) スケートボードの基本となる動きから教えてくださり、歩くことからはじめ、少しずつレベルを上げて「キック」「滑る」、体重の使い方でボードを操ることや「ターン」など教えてもらった。教室後毎日のようにスケートボードの練習に夢中になっている子どもたちもいて、子どもの活動の世界が広がっている。また教室をサポートした職員もスケートボードにはまり、子どもたちと練習を重ね楽しむ姿がある。そこには昨日はできなかったことが今日の練習で出来るようになったという積み重ねがある。学園が大事にしている「日々の積み重ね」と一致する教えだ。生活や学習、スポーツなどにおいて小さな積み重ねの継続が「できる」につながり子どもの力となっていく。今回は小学生を対象とした教室だったが、子どもたちの興味関心等によっては中高生を対象とした教室の開催や今回の小学生の教室の第2弾などの検討もされていて、子どもたちの成長や可能性の一助にしたい。スケートボードの楽しさを子どもたちに教えてくださりありがとうございました。

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    <恵明七夕まつり>

    前日までの雨は過ぎ去り、7月2日(日)は朝から晴天で、日中は暑いくらいの天気の中、恵明七夕まつりが盛大に開催された。セレモニーでは主催者挨拶の後、来賓挨拶では三島市長(豊岡武士様)、衆議院議員(細野豪志様)、静岡県議会議員(宮沢正美様、伊丹雅治様)、小中学校代表南小学校校長(鈴木真様)らにお祝辞をいただいた。今年度はボランティアのみなさんと一緒にお祭りを盛り上げていくことになり、久しぶりの模擬店のボランティア受入でもあったが、4団体(リコー株式会社東静岡営業所・暁の会・三島ワイズメンズクラブ・三島市保護司会・BBS会)、1個人(バルーンアートのKさん夫妻)のボランティアの方々が模擬店ブースを担当してくださった。またセレモニーでは久しぶりに参加してくださった三島市民吹奏楽団の皆さまや昨年に引き続き参加の中央町三島囃子保存会の皆さまによる演奏が披露された。三島市民吹奏楽団のSさんが「やっぱりお祭りには鳴り物がないとね。」と話されていたように、演奏はお祭りの雰囲気を盛り上げてくれ、学園の七夕まつりにはなくては鳴らない音でもある。七夕と言えば願い事の短冊。子どもたちや職員だけではなく、来園されたお客さんたちにも短冊を書いていただき、笹につるして飾った。模擬店ではこども園の先生の協力もあり児童部ブースとこども園ブース、あそびのブースとに分かれて楽しんでいた。児童部ブースでは焼きそば・やきとり・カレーライス・フランクフルト・フルーツポンチ・ラムネ・ジュース、こども園ブースでは恵明巻き・三島うどん・じゃがバタ・ポップコーン・わたがし・かき氷、あそびのブースでは射的・バルーンアートなどのお店が並んでいた。ボランティアのIさんが焼きそば担当になったことで、「ついに来ましたね。」と意欲を見せてくれた。また、卒園生が自分の子どもを連れてきて楽しむ光景に、子どもの頃慣れ親しんだ「三島うどん」を食べる姿がそこにはあった。卒園生自身、三島うどんや臨海学校の思い出の食事でもあるバターご飯を家で子どもや旦那さんに作って出すことがあるそうだ。卒業生の生活に、学園の食が生きていることを嬉しく思う話だ。卒園生だけでなく、元職員も何人も駆けつけてくれ、職員も旧友との再会を楽しむ時間となった。模擬店終了後、恒例のビンゴ大会が行われた。芝生広場に子どもたちを中心にお客さんが集まり、テーブルに並んだ景品を目の前にし、ビンゴカードの数字を探していく。今回の景品は百万円袋のお菓子、大きなチュッパチャップス、シャボン液、おもちゃ、ホッピングなど並んでいた。景品を当てた子たちの嬉しそうな笑顔が心に残る。みなさんとともに楽しむお祭りができただろうか? 来年の七夕まつりも多くの方に楽しんでいただけるよう企画準備するので、是非お越しください

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  • 恵明通信倶楽部(令和5年6月15日)

    <静岡県児童文化奨励絵画展表彰式>

    5月13日(土)静岡県児童文化奨励絵画展表彰式がシズウェル(静岡県総合社会福祉会館)にて4年ぶりに行われた。先月号で紹介させていただいたK.F(幼児)銀賞、M.M(小5)銀賞、A.T(小6)銀賞、K.M(中2)佳作、E.K(中3)金賞の児童5名と職員2名で行ってきた。金賞の児童は一人ずつの表彰で、銀賞・銅賞は呼名されて返事をして壇上に上がり、それぞれ代表の児童が賞状を受け取る。佳作は呼名されてその場で起立する形だった。幼児のK.Fさんは緊張のあまり、動くことができず、職員が抱っこして壇上に一緒に上がったようだ。最後に児童代表でE.Kが「お礼の言葉」で用意していった作文を緊張しながらもしっかりと読み上げることができた。付き添った職員Mさんが「子どもたちしっかりしていてえらかったです」と話してくれた。帰ってきた子どもたちに「どうだった?」と聞くと、「おいしかった」と言ってくる。表彰式後の楽しみである、静岡での昼食の時間。今年はどこへ行ったのかな? 「サイゼリア」でピザを食べたようだ。小学生の子はいろいろなジュースを飲んだのが楽しかったようだ。

    <春の遠足>

    5月20日(土)、晴天の中、春の遠足で幼児から中学生までの児童名、職員名で富士宮・白尾山公園へ行ってきた。広い芝生広場(あそびの広場)があり、池もあり、自然豊かな公園には長いローラー滑り台や何種類かの遊具があり、普段の生活では体験できない遊びを思い切り楽しむことができた。幼児さんについて「自分から走り回るなど目を輝かせていた」、小中学生については「いつもとは違う生き生きとした表情で楽しんでいた」と話があがっている。子どもたちだけでなく職員も「楽しかった」と声を揃える。子どもも職員も自然の中で思い切り体を動かし楽しむことができた一日だった。

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    <ちょっとした作業をみんなで>

    ちょっとした作業を子どもたちや職員が協力してやることが何気なく楽しい時間だ。園内花壇の花植えを用務担当職員だけでなく、子どもたちと一緒にやったり事務職員や専門職担当職員も一緒に作業をしてくれたりする時間・光景が見られた。夏の花と言われるサルビア・マリーゴールド・メランポジウム・ベゴニア・日々草・ポーチュラカなどをいろいろな花壇やプランターに植え付けをしてくれた。台風が近づいているということで雨が降る前に植え付けることができてよかった。いろいろな色で並んだ花壇を見て「かわいい」「花はいいよね」「きれいに咲くのが楽しみ」など言ってくれる職員たち。また今年は玄関前にトマトの苗を植えたり脇芽を掻いてプランターに植え付けたりした。脇芽からトマトに成長することを知らない職員もいて、「えっ!これでトマトできるの?」「収穫が楽しみ」と言って、苗の生長を楽しみにしている。つどいの広場にはプランターでトマト・なす・キュウリなどの夏野菜の苗を植え育て始めた。こちらの苗の生長・収穫も楽しみだ。最近は空豆やトウモロコシを地域の方からいただく機会があり、おやつや夕食の食材として使うため、子どもたちと職員で話をしながら皮むきをすることがあった。同じ空間、時間、作業をともにする楽しさ、喜びを感じる時間があった。

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    <防犯教室>

    6月12日(月) 、夕食前の時間に防犯教室を開いた。今回は防犯意識を持つ(高める)目的で職員より話があった。子どもたちに「防犯って何?」「犯罪にはどんなものがあるか知ってる?」など質問をしながら教室を進めていった。最近ニュースなどで騒がれている犯罪や事件はたくさんある。「詐欺」「インターネット・スマホによる犯罪」「暴力・殺人」「薬物」「飲酒・喫煙」「窃盗」「不審者(ストーカー)」などの話をした。「自分は関係ない」「自分は被害に遭わない」と思っているかもしれないけれど、「いつ」「だれが」「どこで」「どのように」犯罪に巻き込まれるかは予想もできないことなので、人ごとではなく自分のこととして考えてもらいたいことを話した。インターネット・スマホの問題は現代社会において大きな社会問題でもある。詐欺の問題もSNS利用から広がっていることやチャットなどの書き込みによる友だちへの誹謗中傷などもあげられる。暴力に関して、殴ったり蹴ったりして友だちを痛めつけることはよくないのは誰でもわかるけど、今怖いのは「言葉の暴力」だと言うことを強く話した。友だちを馬鹿にしたり、嫌なことを言ったりして心を傷つけることが怖いことであることを伝えた。飲酒・喫煙は高校生で問題になる。友だちに誘われて自分も罪を背負うことになるかもしれない。問題になれば、部活動などは部活停止になり練習もできず、試合に出られないこともある。自分のひとつの行動が仲間を裏切り悲しませることになってしまう。そんなことは絶対あってはならないことを話した。不審者に関しては、静岡県警も勧めている「5つのやくそく」と「いかのおすし」の話をした。防犯は子どもだけではなく職員も一緒に考えていかなければならないこと。子どもたちも職員も安全で安心に生活できるよう、これからも防犯の学びの場を作って意識を高めていきたい。

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  • 恵明通信倶楽部(令和5年5月10日)

    <味噌作り>

    4月16日(日)、毎年4月半ばに行っている恒例行事の味噌作りをした。ここ3年間は三輪先生にご指導いただいていたが、今年は久しぶりに田中先生を招いての味噌作りとなった。田中先生とのつながりは前園長の故加藤秀郷先生とのつながりで、加藤先生の教え子だった田中さんが手作り味噌をやっているということで、加藤先生の「学園でもお願いしたい」という話から始まった子どもたちとの味噌作りである。田中先生は現在みそのみゆきという名で「Doみそくらぶ」という手作り味噌の会を運営して精力的に活動されている。今回は年少の子から高校生まで幅広い子たちの参加で、6グループに分かれて味噌作りを始めた。大きい子が小さい子のお世話をする姿が見られたり、真面目に味噌作りに取り組み楽しんでいる姿が見られたり子どもたちのそれぞれの表情に和まされた時間だった。はじめて味噌作りを体験する職員もいて、味噌の造り方を知ったこと、思ったよりシンプルな作業でできること、子どもの力でもみんなで力を合わせればできること、足で踏んだり味噌玉を丸めて作ったりなど五感を働かせる面白い作業だと思ったことなど話してくれた。

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    <静岡県児童文化奨励絵画展>

    静岡県児童文化奨励絵画展に向けて学園から作品5点出展して、審査の結果の連絡が入った。K.F(幼児)銀賞、M.M(小5)銀賞、A.T(小6)銀賞、K.M(中2)佳作、E.K(中3)金賞となり金賞1名、銀賞3名、佳作1名という結果となった。5月13日に表彰式が行われる。表彰式では「お礼の言葉」をE.K(中3)が児童代表で作文を読むという大役があるのでしっかりと準備・練習して恥ずかしくないようにしたいです。子どもたちは静岡へ小旅行気分で出かけることとなるので、表彰式後は昼食で何か美味しいものを食べてくるようにしたいね。

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    <こどもの日の集い>

    5月3日(水・祝)、春のすがすがしさを感じる晴天の中、令和5年度「こどもの日の集い」を開催した。今年度は招待の制限を解除した中で、細野豪志衆議院議員や宮沢正美静岡県議会議員をはじめ、学校の先生方、地域の役員の方々など学園を支えてくださる多くの方々の参加をいただき行うことができた。こどもの日の集いは、元々「不二見地蔵尊」のお祭りで、龍澤禅寺の雲水による法要(読経)を行い、子どもたちの幸せ、健康、成長をみんなで願った。セレモニーではシャボン玉を行った。機械から吹き出るシャボン玉や子どもたちが操る機器から吹き出るシャボン玉に向かってくる幼子の様子がとてもかわいらしかった。セレモニー終了後、模擬店開始。子どもたちははじめに「せいくらべ」のコーナーで身長を測り、一年の成長を確認する。「せいくらべ」は「柱の傷は おととしの 五月五日の せいくらべ~」という歌い出しでこどもの日の歌(童謡)として知られている。 恒例の模擬店はこども園の先生方の協力もいただき、児童部では焼きそば・たこ焼き・ミニたい焼・駄菓子屋(くじ引き含む)・クッキー・飲み物(麦茶・ジュース)・あそびのコーナーをこども園グループでは三島うどん・恵明巻き・ポップコーン・かき氷などのコーナーを出店した。恒例のビンゴゲームなど盛りだくさんの内容で楽しいひとときを過ごした。センター棟ホールにも来賓等の席を設け、歓談を楽しんでいただいた。龍澤禅寺の雲水もみなさんと一緒に食事をされた。毎年雲水の方による「書」を書いていただいているが、今年は「知足」という言葉を書いていただいた。辞書で調べてみると、「自らの分をわきまえて、それ以上のものを求めないこと。分相応のところで満足すること。(「老子」三三章「足るを知る者は富む」から)」と記されている。

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    <あじさい門整備>

    学園には2つの入口がある。通常行き来する入口(門)を「あじさい門」、行事や緊急時などの対応で開く入口(門)を「さくら門」と名付け、周辺の整備が進んでいる。あじさい門側には入口から多くのあじさいが見られるように準備を進めている。学園に入ってすぐの斜面(土手)に、少し歩いて両側に、グラウンド西側斜面などにあじさいを挿し木で植え付け、そしていちょうの家の北側斜面には昔からあるあじさいが並ぶ。挿し木の苗が生長し、大きな株になり大輪を咲かせ夏の訪れ楽しみにする時を待ちたい。今後さくら門側も桜の苗木を植えるなど桜の整備をしていく計画でいる。桜の木が大きく育った時、桜並木の通りができ春を楽しめることだろう。花や木々の彩りで季節を感じ自然を楽しむ幸せを満喫していきたい。

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  • 恵明通信倶楽部(令和5年4月10日)

    <こども園の子たちが来たよ>

    3月14日(火)、こども園グループ恵明キッズビレッジ(フヨウ・コスモス・サクラ・ローズ)の年長児がお別れ遠足で児童部を訪れ、芝生グラウンドでサッカー大会をした。元気いっぱい走り回る子どもたちの姿が微笑ましい。昼食をセンター棟芝生広場で個々にレジャーシートを広げお弁当を食べていた。お母さんたちが愛情込めたかわいらしいお弁当が印象的だ。お弁当後、遊具で遊んだり、70周年記念で作ったつどいの広場など学園内を散歩したりして楽しんだ。

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    <地震体験>

    3月23日(木・祝)、学園の防災訓練があり、防災教育の一環として地震体験車に乗って地震(震度6強)を体験した。東南海地震では三島市は震度6強の揺れが想定されるそうで、その揺れを体感してもらいたいという考えでいた。幼児ははじめ震度5強を体験し、2回目も希望したので震度6強を体験した。小学生以上の子たちや職員は2度目の体験を過去起きた震災(新潟地震・十勝沖地震・関東大震災・阪神淡路大震災・東日本大震災)を再現する揺れを体験した。はじめ小さい揺れが起き、徐々に揺れが激しくなり、大きな揺れが2~3回起き鎮まっていく。小さい子にとっては楽しい体験で「地震の怖さ」を知るものではなかったかもしれないが、体験車に乗っていて「やばっ」「長っ」と反応する職員や「本当の地震であのくらい揺れたら死ぬかもしれない。」と話す小学生もいた。

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    <卒業を祝う会(卒園・卒業おめでとう)>

    3月27日(月)、卒業を祝う会が行われた。今年度はこども園児1名、小学生4名、中学生1名、高校生2名の子が卒園卒業し、新しい道に進むことになる。特に中学卒業する女児は自分の希望する高校に合格することができ、高校でもバレーボールを続けたいと思っていて高校生活を楽しみにしている。高校を卒業する2名の男児は、一人は就職して社会に出て行き、もう一人は大学に進学して専門の学問を学ぼうとしている。新しい世界での頑張りをみんなで応援していきたい。卒業卒園するみんなへ出し物を披露した。卒業をテーマにしたコントから始まり、ダンスや合奏、クイズやマジックなど各家で考えられた出し物が披露され楽しいひとときを過ごした。

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    <健康賞授与式>

    3月30日(木)、健康賞授与式が行われた。年度の締めくくりの行事で、子ども一人ひとりの一年間の頑張りや成長をみんなで認め褒め称えあう時間だ。幼児には職員が折り紙で作ったメダル、小学生学校皆勤の子には大きなメダル、欠席ありの子には小さなメダルを園長先生に首に掛けてもらい、中学生以上の子たちにはQUOカードを渡し、全員に図書カードとお菓子のお楽しみ袋を手渡した。また4月から新しく小学校、中学校、高校に入学する子たちにはそれぞれ用品が渡された。今年度もコロナ禍のため、学校を休まざるを得ない時もあったが、コロナ以外では大きな病気や怪我がなかったことはよかった。

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    < 春 >

    「生命の息吹を感じる春」と言われるが、学園内でもいろいろな花が咲き、見る者の心を癒やしてくれている。春といえば「桜」や「チューリップ」を思う人は多いだろう。学園内にもいろいろな種類の桜がところどころに植えられている。河津桜は葉桜となり3月下旬にはソメイヨシノやしだれ桜が花を咲かせている。これから花を咲かそうとしている木もあり楽しみだ。学園の芝生広場から見下ろす眼下の景色は三島周辺から香貫山・志下山・大平山などの山並みや駿河湾が広がり、奥には大瀬崎を見渡すことができる。またチューリップが花を咲かせたり芝桜がきれいな赤紫の花を咲かせたり、土手には自然に浜大根の藤色の花が咲いたり、青色のムスカリ、黄色のセイヨウタンポポ(ダンデライオン)、白色のハナニラなども花を咲かせ、目を楽しませてくれている。

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    <絵画展にむけて>

    学園では春休みの一つの取り組みとして絵画教室がある。一年間通して絵画に触れる時間を作っているが、この時期は特別多く時間を持ち、5月に開かれる「静岡県児童文化奨励絵画展」(県養協主催)に出展する作品作成を集中的にする。幼児から中学生が画用紙に向かってそれぞれの思いで絵を描いている。作品提出が4月7日(金)となっていたので、前日職員に作品12点を見てもらい、「いいと思う作品5点選んでください」とお願いし、審査は職員による投票で決めた。投票数の多い5点を出展することにする。学園の子どもたちの作品が入賞することを期待しながら、静岡で開かれる作品展を待ちたい。5月1日(月)から19日(金)まで静岡市の静岡県総合社会福祉会館シズウェルにて県内の児童養護施設、母子生活支援施設の子どもたちの作品が展示されるので、興味のある方は是非静岡に足を運んでいただけたら嬉しいです。

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  • 恵明通信倶楽部(令和5年3月10日)

    <ボランティア>

    政府のコロナ感染症対応にも変化が出てきて、3月13日からはマスクの着用に関しては個人の判断に、5月8日からは感染症法上2類相当から5類へ変更されることとなる。そんな中学園でもここ数年来園者を制限してきて、ボランティアの受け入れも抑えてきたけれど、子どもとの関わりのボランティアを希望される方々の受け入れを再開することとなった。現在、学習ボランティアや保育補助(子どもとのあそび)、ピアノ教室、美容(散髪カット)などで子どもたちと関わってくださっている。コロナが一段落したら、日常的な子どもとの関わり、各教室、環境整備、行事等の手伝いなど多種にわたるボランティアを希望してくださっている方や団体からもお話をいただいている。みなさんと一緒に学園を広げていける日が戻ってくることを楽しみにしている。

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    <ひなまつり>

    3月3日はひなまつり。ひなまつりは女の子の健やかな成長を願うという意味が込められたお祭り。それに備えて2月中旬にセンター棟ホールにひな人形や飾り物など飾られ、下旬には菜の花や桃の花、すいせんなど春の花を飾りひなまつりを迎える。今年もひなまつりの謂れの説明を記したプリントが各家配られ、食事の際、お兄さんやお姉さんから説明を読んでもらい、食事はちらし寿司、吸い物(そうめん)、鶏の唐揚げ、茶碗蒸し、三色ゼリーと子どもが喜ぶメニューでひなまつりの日を祝った。

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    <子どもとあそぶ>

    3月に入り温かく穏やかな日中子どもたちも春の訪れを待っていたかのように元気に外で遊ぶ姿が見られる。野球あそびをしたりバレーボール、サッカーなど体を動かしたり、ローラーブレードやホッピングなどの遊具を使って遊んだり、学園の自然の中で四つ葉のクローバーや虫を探したり土手を滑って遊んだりして外遊びを楽しんでいる。職員も一緒になって散歩をしたり、野球やサッカー・バレーなどを楽しんだりしている光景は学園のあるべき「こどもとともに」の光景である。

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  • 恵明通信倶楽部(令和5年2月10日)

    <学園校内整備>

    学園の南側の土地の整備が進んでいる。南側の土地の雑木林や竹林の整備、学園内の本線道路から南側の土地に降りる道路や階段、道路の一角に駐車スペースを整備する作業に入っている。木や竹を切り倒したり草木を刈ったりすること、その残骸を片付けるなどのことを毎日のように体を動かし行ってくれている用務職員。今後も樹木の移動、フェンスの設置などの整備を予定しているので用務職員が毎日整備を進めてくれている。また「つどいの広場」の上の段に実のなる木を植えたり、さくら門側の土地(南側)に桜が少ないので、桜の木を増殖したりする計画もある。以前の学園は竹林や雑木林の自然に囲まれたところだったが、バイパス工事や大規模修繕などで学園の環境は大きく変わり、子どもたちと職員が生活しやすい楽しめる新たな自然を作ることを考えている。

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    <春遠からじ>

    10年に一度の強い寒波が襲うと言われた日は思ったほど寒くはならなかったが、数日後の1月27日(金)今年初の雪が降った。うっすらと積もる程度の雪だったが元気に外に出て雪あそびを楽しむ子どもたち。雪玉を転がして大きな雪の塊を作る子や雪を丸めて投げる子、お兄さんも元気に子どもたちと走り回り雪合戦をして楽しむ姿が見られた。寒さがこたえる中、元気に花を咲かせている木々を見ると癒やされる。赤いかわいい花を咲かせている紅梅、黄色い花を咲かせている老梅、春に花咲かせる河津桜や木蓮などの木々も少しずつ芽をつけだしている。春の訪れを楽しみにするかのように百舌などの小鳥がさえずる声が聞こえたり木々の実や芽をついている様子も見られたりしている。「冬来たりなば春遠からじ」(シェリー(英))や「冬は必ず春となる」(日蓮大聖人)などの名言がある。これらは「辛い時期を耐え抜けば、苦難を乗り越え、幸せな時期は必ず来る」という春を人生に例えたもので、春は希望や幸せと例えられることが多い。シェイクスピアの名言「明けない夜はない」も同様の意味で使われている。

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    <節分豆撒き>

    2月3日は節分。豆をまいて鬼を追い払う行事は日本の伝統文化。年男の子たちが学園の中心であるセンター棟で「鬼は外、福は内。」と豆をまき、今年の豆撒きが始まった。鬼役の指導員は衣装やお面を揃え、しっかりと鬼になって「悪い子はいないか?」と言いながら各家を回った。怖がりながらも豆を鬼に投げつける子もいれば、楽しんで思い切り投げる子もいる。中学生の子が投げる豆が当たると鬼は痛がって逃げていった。学園に、子どもたちに幸せが来ますように!

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    <坂地区文化祭>

    2月5日(日)、3年ぶりに坂公民館で坂地区文化祭が開催された。学園の子どもたちは子どもしゃぎりの演奏披露があり参加した。出番までの時間、お小遣いを持って模擬店を回った。小物をたくさん買う子、くじ引きを楽しむ子、チョコバナナを食べる子、コーヒーを飲む子、竹細工を作って楽しむ子などいろいろな姿が見られた。子どもしゃぎりの演奏ではシャギリの先生たちも演奏協力してくれたこともあり、「本番に強いな」と言われるくらい元気に演奏ができた。極めつけは抽選会。4等(ミニトマト)、2等(高級漬物セット)など当選する子がいたが、最後に1等(米5キロ)を学園の子が当てることができたのは子どもたちにとって最高の幕切れだった。坂小の先生方、少年団の指導者や地域の方々とのふれあいは子どもたちにとっても職員にとっても楽しいひとときでした。はじめて坂の文化祭の見学に行った事務職員のTさんも知り合いや地域の方とふれあったり子どもたちの姿など見たりして楽しめたようです。

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  • 恵明通信倶楽部(令和5年1月15日)

    <正月準備>

    令和4年(2022年)も終わろうとしている。年末は片付けや清掃を含め正月に向けての準備で大忙し。小学生が構内の道路掃除やゴミ拾い、ももの家の職員と子どもたちでイルミネーションの片付けやセンター棟ホールの清掃・ワックス塗り、中高生男子が公用車の洗車など行ってくれた。またお飾り等の準備も欠かせない作業となる。玄関飾りは既製品を購入するが、センター棟ホール内の飾りものは職員による手作りのものとなり、お正月のお花はMさんが花瓶等に生け、門松は用務職員中心に作り小規模施設を含め玄関先に飾ることができるなど、子どもたち・職員みんなの力で正月を迎える準備を進めた。

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    <餅搗き>

    12月30日(金)、餅搗きをやった。早朝5時にかまどに火を入れることから始まった。今年は小学生の高学年児童も職員について手伝いをしてくれ、中高生も男子は餅搗き、女子は餅丸めの手伝いで職員と一緒に動いてくれた。園長先生も子どもたちからのリクエストで餅を搗いた。高校生男子は力強く餅を搗いたりこねを担当したりして力を発揮し、中学2年の子たちも進んで餅を搗いてくれた。まだ力はないが「やろう」とする姿勢に成長が見られる。「子どもたちは行事を通して成長する。」という前園長の言葉を思い出しながら子どもたちの頑張りを見ていた。来年はさらにパワーアップした子どもたちとの餅搗きができるだろうと楽しみだ。

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    <書き初め>

    1月2日(月)、小学生以上の子たちがセンター棟ホールで書き初めを行った。小学1年生ははじめて習字を経験するのだが集中して取り組むことができた。O.Yくんは「もっと書きたい」と言って何枚も書くことに挑戦し楽しみ、自分の書いた字を捨てずに部屋に持って帰っていった。5年生のSくんが集中してきれいな字を書いているのをいろいろな職員が褒めていた。中学生は自分で四字熟語や好きな言葉を考えて書いている。今年は「十人十色」「一日一生」「一言一句」「我道驀進」「不動明王」「風神雷神」「一心不乱」「一球入魂」「一石二鳥」「一日千秋」「自治勤勉」「白二百有」「駑馬十賀」などの四字熟語、「共に生きる」「蛍雪の功」「子供と共に」などの言葉が書かれた。中高生が小学生の面倒を見る姿が見られたり職員が子どもと一緒に書いたりといい関わりの中で書き初めができることは学園のいいところだろう。そしてセンター棟ホールに子どもたちの作品が飾られると学園の正月を感じる。

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    <どんど焼き>

    1月14日(土)、笹原地区のどんど焼きが行われ、小中学生の子が参加した。準備の段階では雨が降ったり霧がかかったりして大丈夫か?心配していたが、夕方には雨も霧も上がり予定通りどんど焼きが行われた。 お昼過ぎにセンター棟で栄養士MさんやAさん、Oさん、Kさんらお姉さんが団子を丸める作業や、蒸し終わった団子を竹に刺す作業などして準備を進めていた。 18時点火で、子どもたちはそれぞれに団子を刺した竹の棒を持ち、燃える火の中に団子を入れ焼き始めた。この日来られない子の分も焼いて持ち帰った。はなみずきの家の小学生も参加できてよかった。子どもたちは小学校の友だちと話をしたり職員は地域の方と話をしたりと地域活動ならではの光景が見られた。あらためて地域の中で育つ施設でありたいと思った。

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  • 恵明通信倶楽部(令和4年12月15日)

    <ボードゲームを楽しんで>

    三島市内でボードゲームを販売しているバトンさんが職員を対象に、ボードゲーム体験学習会を開いてくださり、職員が日常の業務を離れ童心に返り夢中にゲームあそびを楽しむ機会を持つことができた。そして子どもと一緒にあそんだり楽しんだりする時間を持っていきたいと強く思った学習会だった。楽しい時間を提供してくれたバトンさん、ありがとうございました。

    <クリスマスイルミネーション>

    12月は「師走」と言われ、「普段落ち着いている僧侶さえ走り回るくらい忙しい月」という語源説は有名である。そんな12月はクリスマスシーズンでもあり、イルミネーションの光もきれいに輝く時でもある。なぜ冬はイルミネーションや夜景、星空が綺麗に見えるのだろう? それにはいくつかの理由があるようだ。一つ目に「冬は早く日が暮れるため、空に日の光が残りにくいということ」。そのため空の暗さも一段と増すのだ。二つ目に「気流が安定していて嵐の日なども少ないため、地上にある塵や埃が空気中に舞うことが少ないということ」。三つ目に「空気が乾燥しているということ」。空気が乾燥していると視界がよりクリアになるからだ。このような自然界の現象から光が綺麗に見えることを説明することができる。学園では恒例のイルミネーション。毎年寄付をいただきいろいろな種類のイルミネーションは子どもたちだけでなく職員も心を和まし癒やしてくれている。そんな子どもたち・職員が楽しみにしているイルミネーションの飾り付けを子どもたちと一緒にやることができた。絡まったロープ状のイルミネーションの絡みをほどく子、イルミネーションを伸ばす子、庭木に飾り付ける子、さくらの木に登って飾り付ける子、脚立を使って高いところに飾り付ける子など子どもたちが工夫して手伝ってくれてきれいな輝きを見せる夜を迎えることができた。自分たちで飾り付けたイルミネーションを実際夜にタブレットで写真を撮る子がいた。「きれい」と言いながらいろいろな角度で写真を撮っていた。

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    <バスケットボール試合観戦>

    三島市出身のバスケットプレイヤーであるベルテックス静岡主将(PG)・岡田雄三選手が「ゆうぞうのせき」プロジェクトと称して静岡県内の児童養護施設の子どもたちをベルテックス静岡のホームゲーム(静岡市)の試合観戦に招待してくれている。本学園も2回招待を受け、11月5日(岩手ビッグブルズ戦)・12月11日(湘南ユナイテッド戦)の両日観戦に行ける子どもを5名ずつ選抜して職員と一緒に静岡市中央体育館に行ってきた。子どもたちは「ゆうぞうのせき」プロジェクトTシャツを着てベンチ裏の招待席で観戦応援した。プロ選手のプレイを間近に見られることはぜいたくな経験だった。今シーズンのベルテックスは好調で勢いもある。プレシーズンゲーム(9月)で同じ静岡県内のチームでBリーグ1部の三遠ネオフェニックス(浜松)と対戦し81-71で勝利し、いい調子でシーズンを迎え現在(17勝3敗)に至っている。あまりバスケットを知らない子どもたちではあったが、試合の盛り上がり、プレイのすごさ・迫力に感動し、応援を楽しんだようだ。試合後、岡田選手と話をしたり写真を撮ったりする時間があり楽しめたようだ。

    <創立記念日の集い>

    12月12日は静岡恵明学園が創立した日である。昭和27年12月12日、東京から3歳の子ども11名が三島市山中の宋閑寺にやってきたのが学園の始まりと言われている。 「創立記念の集い」が行われた。はじめに70周年事業で制作した「静岡恵明学園70年のあゆみ」のDVDを職員・児童みんなで視聴した。創立から児童養護施設の成長と同時に法人として赤ちゃんセンターや保育園(こども園)の事業が広がっていることが紹介されていた。  ローズビレッジのM先生が学園の歴史ということで、M先生が児童部で指導員をしていた時に(恵明の)お父さん先生やお母さん先生から教えてもらったことや先生自身が実践体験したことなどを話してくださった。

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  • 恵明通信倶楽部(令和4年11月10日)

    <味覚の秋>

    用務職員Oさんが家で採れた栗を持ってきてくれ、キッチンで栗ご飯にしていただいたり、70周年記念の会でははぜ栗にして提供したりして子どもたちを喜ばせてくれた。また用務職員Hさんは家の柿の木の整備をしながら、たくさんの柿をくださった。小学生が学校で行っている「坂っ子農園」の活動で大根のおろ抜きやサツマイモを持ってきたり、また学園が取引している業者の方が知り合いを通して長野のりんごを持ってきてくださったりすることでみんなの食卓を豊かにしてくれている。また学園ではみかんを育てているので、早生の品種は少しずつ色づいている。久連(西浦)の地とは環境が大きく異なる中でどのくらい収穫できるか楽しみでもある。しいたけも少しずつ収穫をはじめ、味噌汁の具や煮物に使われている。しいたけ栽培のスペースを広げて栽培に力を入れている。学園構内の林の整備の際、クヌギなど伐採したのを原木にして、菌を打ち育てている。子どもたちと収穫を楽しんでいきたい。

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    <マリーゴールド>

    今は10月下旬。マリーゴールドが元気にきれいに咲き誇っている。子どもと一緒に職員が時々花がらを摘んで整備してきたおかげもあり、今でも元気に咲いている。子どもと種をまき、苗を育て、一緒に苗付けしたのが今でもきれいに咲いてくれている。小中学生登校の際バス停の見送りに行った帰り、職員や実習生と花がらを摘むことがある。最近では「あいみょんで有名になった『マリーゴールド』」と前置きして、花の説明をすることが多い。

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    <スポーツの秋>

    小学生の子どもたちは地域のスポーツ少年団活動に参加している。基本的に男子はソフトボール、女子はバレーボールの少年団に入り活動を行っている。指導は基本的に地域の経験者等によって行われていて、学園のことも、子どもたちのことも理解をしてくださっている関係の中、子どもたちはスポーツを通し、地域の方々とふれあい、あいさつや礼儀、チームとして仲間を大切にすること、感謝の心、ものを大事に使うことなどいろいろなことを教えてもらっている。指導者の方々はよく「自分の子どものように」「みんな同じように」学園の子どもたちに関わっていると話してくれる。  そんな中10月、11月はソフトボールやバレーボールの大会(活動)も多くあった。ソフトボールは坂ソフト主催の坂杯争奪ソフトボール大会が10月30日に行われた。OBの子どもたち(中学生)も手伝いに行ってきた。バレーボールはアローズカップに参加したり、Vリーグの東レアローズの試合観戦(三島市民体育館)をしたりすることができた。

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    <皆既月食>

    11月8日、月食と惑星食が皆既食中に起きる現象は珍しく、1580年以来442年ぶりという様子を見ることができた。月が赤銅食に見え幻想的だった。たまたま外にいた子どもは今日の歴史的な月食のことは知らないで普通に月を見て「今日の月きれい。」「月が赤くなってる。」など言っていた。

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  • 恵明通信倶楽部(令和4年10月10日)

    <芝生グラウンド整備>

    芝生グラウンドの防球ネットをしっかりしたものにした。というのも、今までは用務職員が単管パイプを立てネットを張ったものだったが、今回「70周年記念の会」を芝生グラウンドで行うに際し整備することになった。業者が工事に入るまでに、ネットを外し単管パイプを抜きとることをしなければならなかったが、高所作業車や重機など使っての作業が進んでいった。業者がポールなど運んできて工事に入っていき、業者による防球ネット(フェンス)が作られた。

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    <つどいの広場完成>

    9月27日(火)にヤマボウシの木をつどいの広場に植樹し、児童部職員揃って70周年記念植樹を祝った。今まで道を整備したり、あずまやを建てたり、ベンチを作ったり、周りに低木やアジサイを植えたり、職員揃って芝生の苗をを植えつけたりといろいろな整備してきて、70周年記念の看板もできあがり、記念樹を植樹して、ひとまず「つどいの広場」ができあがった。その後も整備を続け、ヤマボウシの周りにロープで柵を張り、小径の脇に竹垣を作り完成に至った。子どもや職員が集い、憩う場所になり、ミニキャンプができるような場所にしていきたいと考えている。庭木や芝生の管理が必要となるが、みんなでつどいの広場を育て利用していきたい。

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    <秋の花火>

    10月1日(土)2日(日)の両日、学園の近くにある観光スポット「三島スカイウォーク」で「ナイトスカイウォーク花火祭」が行われ、学園園庭からも大きな花火を見ることができ、子どもたちも花火を見て楽しんだ。また学園から少し歩いたところでは、車を止めて見ている人たちもいた。こんな近くで大きな花火はぜいたくな想いになる。

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  • 恵明通信倶楽部 特別版「70周年記念の会」号

    <70周年記念の会>

    10月8日(土)、「静岡恵明学園70周年記念の会」が学園の芝生グラウンドにて多くのお客様を招いて盛大に行われた。前日までの雨で天気が心配されていたが、奇跡的にも雨が上がりグラウンドの水気も引き、晴れ間も出てきて、心地よい秋の一日となった。

    準備の段階ではこども園の先生が備品を各園から集め、児童部にトラックでたくさんのものを何回も運んできてくれた。児童部でこどもの日の集いやたなばた祭りで盛大に模擬店ができ、子どもたちに楽しい時間を提供できるのもこども園の先生方の協力があるからということを忘れてはならないし、感謝の想いで関わらなければいけないと思っている。今回の記念の会においてもこども園の先生方に助けてもらっている。そしてこども園の先生たちの動きに学ぶところは大きい。また今回の70周年記念の会は児童部の子どもたちと職員だけでなく、こども園の先生方、アトラクションをしてくれた園児たちとその父兄の方々、乳児院の子どもたちと職員、児童家庭支援センターの職員と役員の方々も参加して法人全体での取り組みとなり、まさに「恵明の家」の活動だった。

    式典は学園職員・子どもたちによる「恵明学園歌」斉唱(菅美穂さん伴奏)から始まり、学園役員・白井昭義さんによる「開会の辞」、理事長・杉村伸一先生による「理事長挨拶」、児童部・こども園統括園長・杉村伸二郎先生による「70周年の経過報告」、公務の関係で先に豊岡武士三島市長による挨拶など続いた。豊岡市長からは70年という歴史の中で児童養護に始まりこども園の経営まで繰り広げる大きな法人になり、東部有数の法人にまで成長したことが紹介された。

    今回のメインである表彰にうつっていった。表彰は、 ①感謝状表彰(永年にわたり学園の運営や子どもの処遇に携わったり、協力・支援してくださったりした方々への感謝) ②ボランティア等感謝状贈呈(永年にわたりボランティア等を通して学園を支援してくださった方々への感謝) ③永年勤続表彰(法人内施設において30年以上勤務され、学園を支えてこられている方々への感謝)の3部門に分かれ、それぞれ受賞者は杉村理事長から賞状を受け取った。

    続いて来賓の方々を代表して衆議院議員・細野豪志様、全国児童養護施設協議会会長・桑原教修様(京都・舞鶴学園)、静岡県保育園連合会会長・土山雅之様(白道こども園)の3名の方からお祝辞をいただいた。細野様からは恵明学園は地域に愛されている児童養護施設であるという話をいただき、今まで学園は先駆的な取り組みをしてきたこともあり今後の学園の運営に期待するという話をいただいた。桑原様からは70年という子どもとの営みの日々を続けてきたことに敬意を表され、また桑原様が前園長の加藤先生を全国児童養護施設協議会の副会長として一緒にやっていきたいことを杉村理事長にお願いに来た話などの話をされた。土山様からは保育園(こども園)について学園とのつながりの話やこども園グループの行っている保育・教育への敬意などの話があった。その後来賓紹介があり、ご挨拶をいただいた方の他に、伊豆の国市長・山下正行様、静岡県議会議員・宮沢正美様、同・伊丹雅治様、関東ブロック児童養護施設協議会会長赤池裕様・三島警察署長・内田一弘様、三島市議会議員・佐野淳祥様、同・松田吉嗣様、東部児童相談所長・市原眞記様、富士児童相談所長・望月美穂様、賀茂児童相談所長・奥沢晶子様、静岡県児童養護施設協議会会長・渡井すみ子様(岩倉学園)などの方々が紹介された。

    最後にお祝いアトラクションとしてこども園グループの年長児(有志)によるこども芙蓉太鼓の披露(KKVビックバンドビートより)があった。子どもたちが元気に体を動かし演奏する姿はかわいらしく微笑ましいもので、来場されたお客様の心を和ませてくれた。子どもたちの演奏の余韻が残る中、学園役員をされている米山明徳様による「閉会の辞」で式典が終わった。

    恵明通信倶楽部70周年記念の会_静岡恵明学園児童部 恵明通信倶楽部70周年記念の会_静岡恵明学園児童部 恵明通信倶楽部70周年記念の会_静岡恵明学園児童部

    恵明通信倶楽部70周年記念の会_静岡恵明学園児童部 恵明通信倶楽部70周年記念の会_静岡恵明学園児童部 恵明通信倶楽部70周年記念の会_静岡恵明学園児童部

    第2部としておまつり広場(学園園庭)を案内し、昼食を交えたいろいろな模擬店を楽しむこととなった。おまつり広場で模擬店・食事等を楽しむ前に静岡県議会議員・宮沢正美様、同・伊丹雅治様からお祝辞をいただき、お祝いとして鏡割りを行った。その後センター棟佐野ホールでは学園役員や県内の児童養護施設の施設長先生方、地区の役員の方々など多くの方々に食事・団欒をしていただいた。

    園庭では模擬店がスタートし、来園された皆さまに楽しんでいただいた。センター棟佐野ホール前ではフルーツポンチ・チョコバナナ、からあげ・フライドポテト、ピザ、カツカレー、やきそば、やきとり、ラムネ・ジュースなど、事務所前広場ではポップコーン、アイス付きかき氷、クッキー、恵明巻き(太巻)、わたがし、三島うどん、どうぶつやき、フランクフルトなど、職員宿舎前の道路は「路地裏こども広場」として駄菓子、玉入れ、くじ、ストラックアウト、わなげ、手作り工作などのコーナーが用意されていた。また芝生広場ではこども園の先生が子どもたちを集め、パプリカダンスをしたり絵本の読み聞かせをしたりして楽しい時間を作っていた。

    40年、この笹原の地で生活させていただき、これから新しい恵明学園となって出発していくことになります。今後ともよろしくお願いします。

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  • 恵明通信倶楽部(令和4年9月15日)

    <坂地区巡回しゃぎり>

    8月15日は日本として忘れられない終戦の日。この日子どもたちの活動で「坂地区巡回しゃぎり」がある。30数年前は三嶋大社での演奏の参加はなく、この巡回しゃぎりがメインで目標の行事で今でも大切にしている活動である。日常お世話になっている地区の皆さんにしゃぎりで元気な姿、演奏を見せようと行っている。順路は山中~笹原~恵明学園~市山~元山中~奥山~台崎~三ツ谷(松雲寺)で8カ所での演奏となる。学園では休憩時間をとりかき氷を振る舞う。子どもたちは好きな味を選び、好みで小豆や練乳をトッピングする子もいた。父兄や役員の方たちもかき氷を楽しんだ。初めて娘さんがしゃぎりをやるということで付き添ったお母さんが「抹茶小豆にしちゃった。」と嬉しそうに教えてくれた。子どもたちの演奏は場所を移動するごとに上手になっていき、最後は疲れているはずだが、この日最高の演奏ができた。太鼓は堂々と叩き、鉦は体も動かし元気に声も出て、笛もきれいな音が出ていた。一日の中で成長する子どもたちを見た感じで、17日の三嶋大社での演奏も期待できる締めくくりを見せてくれた。

    <三嶋大祭り>

    今年の三島大祭りの目玉の一つは16日の「頼朝公旗揚げ行列」。今年はNHK大河ドラマ「鎌倉殿13人」で源頼朝を演じる大泉洋さん、安達盛長役の野添義弘さん、源範頼役の迫田孝也さん、仁田忠常役の高岸宏行さんがドラマの世界から現実に三島の地に登場するということで観客も多かった。そんな三島大祭りの目玉の中に「子どもしゃぎり大会」がある。三嶋大社社頭左右の玉垣の舞台で演奏を披露する。坂地区の子どもたちの出番は最終日の17日。場所は社頭東側(交番側)の真ん中。一巡目は他のチームの「昇殿」(奉納囃子)を聴くことで少しリラックスできたのか、二巡目で坂の出番。太鼓のかけ声もよく、鉦も元気に演奏できた。巡回しゃぎりでの好調さは続いていた。一曲終わると先生が「いいよ。」と褒めてくれた。父兄の方も「元気があって上手。」と一曲目から好感触。練習の時問題にしていた「屋台」の競り合いも心配を吹き飛ばすできで、子どもたちはしっかりとしゃぎりを楽しんでいた。鉦の子たちが大きな声を出し、体を動かし頑張る姿は見ている人を熱くさせてくれる。全体で演奏する「湧水鼓童」や一斉の競り合いは、他のチームに飲まれることなく自分たちの演奏がしっかりでき、見学応援に来てくれた人たちに堂々とした姿を見せることができた。大会終了後、指導してくださった先生方に挨拶をした。先生から「音も出てたし、声も出ていて、体も動いて元気が良かった。今までで今日が最高でした。」と話をいただいた。最後にリーダーが今までの指導、今日のお祭りでの演奏の評価含めてお礼の挨拶をした。Kさんの坂ソフト仕込みの挨拶は先生方を驚かせ喜ばせていた一番元気のある挨拶だ。「気をつけ。ありがとうございました。」

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    <つどいの広場準備>

    学園の創立70周年記念事業として、園内に「つどいの広場」を設置することになり、広場への通路を整備したり、芝生の苗付けをしたり、あずまやを建てたりと準備が進んでいる。8月26日(金)、芝生の苗付の作業はまず苗付する列を作り、等間隔に小さな穴を掘り、穴に培養土や堆肥を落とし、周りの土とかき混ぜて、そこに芝の苗を植付けていく。穴を掘る職員、培養土や堆肥を落とす職員、苗を置く職員、植付ける職員と役割分担し、ローズビレッジのM先生を中心に児童部の用務の職員、処遇の職員、専門職員、また地域小規模児童養護施設の「さくらの家」「はなみずきの家」の職員も一緒に行った。職員が一つにまとまるいい機会でもあった。

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    <十五夜>

    今年の十五夜は9月10日(土)だった。まだ栗も青く柿も実っていなく、お供えできなかったが秋の味覚のサツマイモ、サトイモ、なす、梨などをお皿に盛って供えた。花瓶にはススキとコスモスの花を挿して秋の雰囲気を作ることができた。またこの日は好天に恵まれきれいな「中秋の名月」を眺めることができた。夕食はサツマイモご飯、デザートに雪見だいふくを食べて十五夜を楽しんだ。

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  • 恵明通信倶楽部(令和4年8月15日)

    <子どもしゃぎり>

    「しゃぎり」は三島の夏の風物詩。学園では創設者である故杉村伸平先生が「しゃぎりは三島の伝統文化。子どもたちに伝えていかなければいけない。」の教えの元、小学生は坂地区青少年健全育成会が行う「子どもしゃぎり」の練習に参加している。しゃぎり(三島囃子)は摺鉦、篠笛、大胴(大太鼓)、小胴(小太鼓)を用い、独特な音色を響かせ、夏を感じさせてくれる。坂地区の子どもしゃぎりの活動はコロナ禍の影響で3年ぶり。全体で17名(内学園児童13名)のメンバーで練習に取り組んでいる。太鼓のメンバーは学園の子がやらざるを得ない状況で新たにNくん、Sくん、Rくんが挑戦している。笛はYさん、Kさんがやっている。鉦のリーダーは6年生で、学園でもTくん、Kさんが声を出し頑張っている。指導してくださる川原ヶ谷の三島囃子保存会の方々(通称先生)も多く来てくださり、マンツーマンに近い状態で指導してくださっている。いつになくまとまりのあるメンバーで声も出ていて元気の良さを褒められている。夏本番の坂地区巡回しゃぎりや三島大祭りのこどもしゃぎり大会などが控えている。

    <アスファルト整備>

    7月に行われた「恵明七夕まつり」でお客さんを招くに当たり、道路が削られたり掘られたりした状態だったので、きれいにするため新たにアスファルト舗装をした。おかけで道路もきれいになり、気持ちよくお客さんを迎えることができた。また元りんごの家の場所を公用車の駐車場にするため、環境整備担当の男性職員はヒノキの間伐材の皮むきをし、それで枠を作り固定したり、重機で土を掘りあげて整地したり大変な下準備があった。環境整備担当職員がせいちしたスペースもアスファルト舗装して新たな公用車駐車場が完成した。来園される方たちも事務所前など車を駐めやすくなり、また車がないときは子どもたちの遊び場のスペースとしても広がりができた。大規模修繕で建物が整備されきれいになり、子どもたちが快適に生活できるために周りの整備も進んでいる。

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    <つどいの広場>

    静岡恵明学園創立70周年を迎え、記念植樹をしたり、三ツ谷の家にあったあずまやを移設したりして、「つどいの広場」、みんなが集う(憩い)場所を作ろうと計画している。用務員中心に整備が進んでいる。重機で土手を削り道を作ったり、東屋を建てるための基礎作りのためコンクリート打ちをしたり、庭木の剪定をしたり、あじさいやドウダンツツジなどを移植したり、業者さながらの作業をして、暑い中も学園の環境を整備してくれている職員がいる。彼らが子どもたちの快適な生活を支えてくれていることを忘れてはならないと思う。

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    <花も元気に>

    春に子どもたちと一緒に種まきし育ててきた花がこの夏の花壇を彩ってくれている。夏の定番とも言えるサルビア、マリーゴールド、ニチニチソウなど元気に咲いている。肥料の加減の影響で茎や葉が大きくなってしまって、「元気いっぱい」の花の様子を見せている。来園された方が、「きれいに咲いていますね」とお世辞交じりに話してくれる。赤、オレンジ、黄、ピンク、白などの花や鮮やかな緑や黄緑などの葉の自然な多彩な色に水やりや草取りなどしながら和まされる想いだ。外の花壇だけでなくセンター棟にはホールや廊下、トイレなどMさんが定期的に季節の花を飾ってくれていることで潤いを感じている。

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  • 恵明通信倶楽部(令和4年7月15日)

    <七夕まつり>

    7月3日(日)、コロナ禍で開催が心配されたが、コロナ対策(検温の実施や消毒の徹底、飲食スペース(テーブル)の確保など)を行いながら、3年ぶりにお客さんを招いての七夕まつりを開催することができた。6月上旬~中旬の週間天気予報では梅雨の雨も心配されたが、一週間前くらいには雨の心配はない予報になってきた。しかし当日朝不安な天気、雨がぱらつくこともあった。今年の七夕まつりは昼間の開催(11:00~14:00)にした。当初三島吹奏楽団の方々に演奏等披露していただく予定だったが、楽器が濡れる心配もあることで急遽吹奏楽団の演奏は中止とした。案の定開会式中少し雨が降ることもあった。しかしその後天気も持ち直し、模擬店やビンゴゲームなど楽しむことができた。

    開会式では主催者挨拶の後、来賓挨拶では三島市長(豊岡武士様)、衆議院議員(細野豪志様)、静岡県議会議員(宮沢正美様、伊丹雅治様)、小中学校代表錦田中学校校長(山下哲司様)らにお祝辞をいただいた。また中央町三島囃子保存会の方々が参加してくださり、お祭りを盛り上げるしゃぎり演奏をしてくださった。中央町の方と話をさせていただいて、「毎年恵明七夕まつりを楽しみにしている」ことを話してくださり、久しぶりの開催を喜んでくれていた。中には三世代に渡っての参加の方もいらして、中央町の子どもたち(子どもしゃぎりのメンバー)にとってははじめての参加となり、親子で楽しむことができたようだ。

    音楽教室をしていただいていた菅先生や華道教室をしていただいていた羽田先生も来園してくださり、きれいになった学園を見ていただくと同時に職員は久しぶりにゆっくりと話をし、それぞれに子どもたちとの教室の再開を楽しみにしている話をいただいた。またお祭りに参加してくださった方の中には、「手伝うことあったら何でも言って。」「(模擬店ボランティア)みんな待ち遠しく楽しみに待っている。」など話してくださる方もいて、今後のつながりも大切にしたいと思った。乳児の子との交流は本当に久しぶりとなっているが、お姉さんと一緒にお山に来てお祭りを楽しんだ。また学園卒園生や元職員も子どもを連れてきてくれる者もいて久しぶりの開催と再会、交流を楽しんだ。

    模擬店はコロナ禍中ということや久しぶりの開催ということでボランティア募集はせず、児童部職員とこども園職員に協力をいただき、焼きそば、たこ焼き、やきとり、アメリカンドッグ、チュロス、ラムネ・ジュース、三島うどん、恵明巻き(太巻き)、じゃがバタ、かき氷、ポップコーン、わたがし、バルーンアートなどのコーナーを開いた。

    最後は70周年記念ビンゴ大会を行い、先着20名には豪華(?)景品を、ビンゴに当選しなかった子どもたちにはお菓子を配るなど、皆さんに楽しんでいただき、お祭りを終えることができた。

    こども園の先生方には子どもたちの思い出づくりに協力していただき、本当に感謝しかない。児童部でのお祭りに乳児部、こども園が参加し、学園のつながり、「恵明の家」の実践を感じる行事だった。ありがとうございました。

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  • 恵明通信倶楽部(令和4年5月15日)

    <色鮮やかに>

    桜の花も散り葉桜となり、学園入り口のプランターではよく咲くスミレ、構内の花壇にはパンジーやクリサンセマムなどが株を大きくし元気にきれいな花を咲かせています。地域小規模「5さくらの家」の玄関先に2~3月でもきれいに咲いているビオラやキンギョソウを見ると「笹原は寒いから弱いのかな?」と思っていたのを証明するかのように、暖かくなってきてから元気に花が咲き始めました。芝生も青々し始め、タンポポ(ダンデライオン)が道端に咲いていたり、土手には多くのシャガ、駐車場周辺では芝桜がきれいに花を咲かせ、構内の庭木のツツジがピンクや赤に、やまぶきが名前の通りやまぶき色に花を咲かせ、いろいろな花や木々が色鮮やかに学園の庭を彩ってくれている。

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    <味噌作り>

    4月17日(日)、「味噌ソムリエと手作り味噌を作ろう」と題して幼児・小学生を対象に味噌作りを体験した。こども園のM先生から「早寝・早起き・朝ごはん」について話があった。朝しっかりご飯を食べないと元気が出なかったり、お腹がすいてイライラしたり、勉強ができなかったり(頭に入らない)することがあるから、朝ごはんはしっかり食べること、そのためには早く起きることなど生活の話をしてもらった。そして去年作った味噌を味見しおいしくできていたようだ。その後、実際に4つのグループに分かれて味噌作りを始めた。まずはゆでた大豆をつぶすことから。大きなビニル袋に大豆を入れ、手で押してつぶしたり足で歩くように体重をかけてつぶしたりした。幼児も楽しそうに取り組んでいた。それぞれのグループがみんなで協力してやっているのを見て「いいな」と思った。次につぶした大豆に塩麹を混ぜること。全体に塩麹が広がるようにかき混ぜるようにやった。最後は味噌玉を作り瓶に入れること。丸めた味噌玉を瓶に入れてから空気が入らないように上から抑えながら瓶をいっぱいにした。手についた味噌のもとを舐めて喜んでいる子どもたち。手だけでなく服やズボンなどにもついて歩き回ってホールの床は味噌のかすが散らかってしまったが、みんなが力を合わせてものを作り上げた達成感、成就感がそこにはあった。M先生、ありがとうございました。

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    <こどもの日の集い>

    5月3日(火・祝)、暖かい日の光を浴びすがすがしさを感じる晴天の中、令和4年度こどもの日の集いが行われた。こどもの日の集いは、例年5月5日に行われていた不二見地蔵尊祭と4月28日に行われていた御不動尊祭を一緒にした行事(供養祭)で、こどもの幸せ、健康を願って行われるものである。こども園の先生方の協力や三島ロータリークラブの方たちの参加などもあり、コロナ禍ではあるが地域限定の招待で3年ぶりに開催することができた。恒例の模擬店は児童部では焼きそば・たこ焼き・ミニたい焼・駄菓子屋・クッキー・飲み物(麦茶・ラムネ)・落書きせんべい・あそびのコーナーをこども園グループでは三島うどん・恵明巻き・ポップコーン・ポン菓子・かき氷、三島ロータリークラブの方たちがにんじんジュース・デコポンなどがあった。模擬店だけでなく三島ロータリークラブの方からかき氷の機械を寄贈していただく贈呈式や子どもたちを対象にしたじゃんけん大会や恒例のビンゴゲームなど盛りだくさんの内容で楽しいひとときを過ごした。

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    <母の日の集い>

    5月8日(日)、母の日の集いで、日頃お世話になっている各家のお姉さんやキッチンのお姉さんたちにカーネーションを渡し感謝の気持ちを伝えました。「母の日」はアメリカのフィラデルフィアに住む少女アンナ・ジャービスが母の死をきっかけに、「生きている間にお母さんに感謝の気持ちを伝える機会を設けるべきだ」と働きかけたのが始まりといわれています。

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  • 恵明通信倶楽部(令和4年4月15日)

    <健康賞授与式>

    今年も年度末に健康賞授与式が行われた。そもそも「健康賞って何?」と思う人もいるだろう。健康賞は恵明学園独自の行事で、現在は子どもたちの一年間の頑張りをみんなで認め讃えあう行事となっている。お兄さん、お姉さんたちが担当している子どもの一年間のよかったこと、輝いたこと、がんばったことなどを文章にしてみんなに紹介し、子ども一人ひとりにメダルや景品が渡されるという式である。しかし健康賞の始まりは学校を休まずに行ったことを讃えるものだった。そのことがわかる文を紹介したい。「(略)~学校を休まないということは、子どもにとっては大変な努力を要することであるが、それをやり通したことによる自信・誇りを養うことも必要である。それが健康賞授与式の意味するものである。」 (恵明新聞第41号(昭和61年6月1日発行)から引用)  「(略)~年度末に、一年間一日も学校を休まなかった子供に対して、健康賞授与の儀式がある。~(略)~不二見地蔵尊開眼の由来の碑文に「児童の健康と安全を願う」とある。この事の具体的な実現を図るため、この三つの事業は着実に続けられ、実を結んでいかなければならない。」 (恵明新聞第45号(昭和63年6月20日発行)から引用)(この三つの事業とは、全員高校進学、臨海学校、健康賞授与式のことである。)今年度はコロナ禍(デルタ株やオミクロン株などの大流行)ということもあり、同室の子が体調が優れないと休まなければならなかったり、濃厚接触者となって休まなければいけなかったり、そして体調が優れない場合は欠席扱いではなく出席停止扱いとなるなど平常では考えられない対応の中での学校生活であった。

    <新しい生活始まる>

    大規模修繕が終わり、それぞれの家で新しい生活が始まった。床や天井も新しくなり、床暖房や空調も整備され、子ども部屋も一人ひとりのスペースを確保した部屋作りで、ベッド、机、整理ダンス、ハンガーラックなど自分の空間、収納スペースが個別に用意されている。きれいになった新しい空間をどのように使っていくか、どのような生活をしていくか、職員だけでなく「こどもとともに」生活を作っていってもらいたいと強く思う。

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    <春本番>

    三ツ谷の家から児童部南側の新しい土地の道路沿いにしだれ桜を移植した。このしだれ桜は平成16年に地域小規模児童養護施設として三ツ谷の家が開設する記念に、一職員が寄贈してくれたもので、大事に育てていきたいという想いで三ツ谷から笹原に移植した。環境整備担当職員が重機を使い桜を掘り起こし枝を切り落とし整枝してトラックで運び、新しい土地の道路沿いに穴を掘り定植したのだった。今年は花は少なくなってしまったけれどきれいに花を咲かせてくれた。これから木も育っていき春の見どころとしてきれいな花を咲かせてくれることを楽しみにしたい。センター棟ホールも職員が季節の花を飾ってくれて、彩りを持たせて心を和ませてくれている。ひなまつりの頃は菜の花を中心に、バラをいただいた時はバラを中心に、今はやまぶきを中心にすいせんも色を添え鮮やかに見せてくれている。

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    <創立70周年の節目>

    令和4年度が始まった。新年度の打ち合わせ会の時、統括園長から学園の歴史の話があった。恵明学園の始まりの中で「児童の健全育成は社会の健全育成」「福祉は教育」という言葉の紹介があった。この言葉は以前法人が発行する「恵明新聞」の理事長あいさつの中で何回か見た言葉であり、基本を見直したり学園の教えを思い出したりすることができる時間となった。ここで学園の理念・教えになる文を紹介したい。「大切にひきつぐもの (略)~静岡恵明学園創始者杉村伸平、茂登子両先生の理念である、児童は0歳から18歳まで一貫した児童観の中で育成されなければならない。児童の健全育成は社会の健全育成である。福祉は教育なり。この三条を法人の理念とし、社会福祉法人静岡恵明学園の運営にあたり、お二人の夢であった、文化の香りが豊かに香る、子育てが楽しく出来る「福祉村構想」の実現を目指すこと~(略)」(恵明新聞No94(平成24年12月10日発行)から引用)また今年度は学園創設70周年を迎える話があり、法人として大事な一年となり、10月8日(土)にお祝いの会を行う予定であることが話された。児童養護施設が70周年、恵明キッズフヨウビレッジ(旧芙蓉台保育園)が45周年、コスモスの丘(恵明キッズコスモスビレッジ)が20周年、恵明キッズサクラビレッジと恵明キッズローズビレッジが10周年の節目となる。

     

  • 恵明通信倶楽部(令和4年3月15日)

    <ひなまつり>

    3月3日はひなまつり。みんなそろっての会食ができない中、ひなまつり行事担当の職員がひなまつりについて調べてプリントを作って配ってくれたものを各家食事の時に子どもたちに話をした。ひなまつりとは? 桃の節句のことで女の子のお祝いをする日です。女の子の健やかな成長や幸せを祈ってお祝いをします。どうしてひな人形を飾るの? ひな人形は子どもたちの代わりに病気や事故から守ってくれるとされています。そのため、女の子が元気で幸せになるようお祝いの気持ちや願いを込めて飾ります。

    恵明通信倶楽部202203_静岡恵明学園児童部  恵明通信倶楽部202203_静岡恵明学園児童部

    <春ですね>

    3月5日(土)には東海地方で春一番が発表されました。お昼過ぎから風が強くなり周りの木や竹などが大きく揺れ、時には「ゴォーッ」と大きな音を立てていた。そのせいか空気もほこりっぽくよどんでいた。学園では梅の花や河津桜の木の元気に花が咲き始め、崖にもすいせんが咲き出し、桜の木の周りをメジロが喜んで飛び交い、林からも小鳥のさえずりが聞こえ始めるなど、暖かくなり動植物も元気に動き始める春を迎えた。整備担当職員がみかんの手入れで忙しくなってきた。春の施肥の時期になり、地区のお世話になっている牛舎の方にお願いして堆肥をいただき、それをみかんの木の根元に撒き広げている。今年はおいしいみかんが収穫できるようにと思いをこめて取り組んでいる。

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  • 恵明通信倶楽部(令和4年2月15日)

    <にんじん収穫体験>

    1月22日(土)、晴天の中、小学生と幼児は歩いて学園職員の方の畑に行き、職員含め21名の手でたくさんのにんじんを収穫させていただいた。にんじんを持って「採ったよ。」とカメラに向かって嬉しそうにポーズをとる子、夢中になってにんじんを抜く子、たくさんのにんじんを抱えて運んでいる子など。「もっといっぱい採りたかったな。」と言っている子がいたことを奥さんが話してくれた。そして職員ご夫妻によくしてもらったこと、大きい子が小さい子の面倒を見ている光景が微笑ましい。楽しい、温かい時間を作っていただき、ありがとうございました。

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    <節分豆撒き>

    2月3日(木)は節分。豆撒きは「鬼は外 福は内」。邪気や悪いものを鬼と見立て、それを追い払い、新年の幸せを願うものとして行われていて、学園でも大事にしている行事のひとつ。はじめ年女の子たちが「学園の災い等を追い払い、いい年になる」ようセンター棟で豆を撒き、その後男性指導員が鬼役となり、どんぐりの家、ももの家に行き、子どもたちが指導員に向かって豆を投げて鬼を追い払った。どんぐりの家ではもみじの家の子たちが暮らしている。男性指導員が鬼のお面をかぶり「ワゥオーッ」と声を上げ、金棒代わりにプラスチックバットを振り回すと泣いてしまう幼児もいた。怖がりながらも逃げながら豆を鬼に投げる子もいた。今年は三島大社崇敬会の方による豆撒きはコロナウィルス感染症第6波オミクロン株流行のため中止となった。

    恵明通信倶楽部202202_静岡恵明学園児童部

     

  • 恵明通信倶楽部(令和4年1月15日)

    <クリスマス>

    今年も新型コロナウィルス感染、オミクロン株の拡大などの影響で、学園の恵明クリスマスを中止し、学園内のクリスマスパーティー(会食)もなしとなり、各家でゆっくりとクリスマスの夜を過ごした。たくさんの方々が子どもたちにプレゼントを贈ってくださったり、イルミネーションやケーキを寄付していただいたり、クリスマスをバックアップしてくださった。学園職員だけではできないことで、支援協力してくださるみなさんのお陰で、子どもたちも職員も楽しい時間を過ごせている事に感謝し、来年こそはみんなで楽しいクリスマス会を行いたいと強く思った。

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    <正月準備(門松づくり・餅つき>

    年末恒例の門松づくり。今年は担当も変わり、困ったのは材料集め。熊笹は学園内でとれるが、竹はこども園の先生にお願いし、梅は地域の知人の林でとらせていただいた。松は地域の方に教えていただき集めることができた。物が揃えば動きはスムーズ。松竹梅や赤い実の飾りつけなどをして完成させた。児童部入口、事務所玄関は3本の竹の門松を飾り、各家の玄関は一本竹の門松にした。一本竹も3本の竹と同様に祝い事の七五三の縄縛り、松竹梅や赤い実の飾りつけをしてまとめた。地域小規模児童養護施設のさくらの家・はなみずきの家も一本竹の門松を飾った。12月30日(木)餅つきを行った。もち米30キロ(15臼ほど)の量のお餅をついた。中高生男子はそれぞれに声をかけあいながら、こねる子、つく子、臼や杵を洗う子、片づける子などそれぞれの持ち場で活躍している。昨年杵を上手に使えなかった高校生が、今年はしっかりともちを搗く姿は、一年の成長(力強くなったこと、たくましくなったこと)を感じるものだった。大人や大きい子のやっている姿を見て、段階を経て力をつけていく。いずれ大人を助ける力になる。今後も子どもとの関わりを大切にしたい。

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    <新年を迎えて>

    あけましておめでとうございます 本年もよろしくお願いいたします

    新しい年2022年(令和4年)がスタートした。今年は壬寅の年で、「新しく立ち上がる」や「生まれたものが成長する」という縁起のよさを表しているとか。学園も70周年事業での大規模修繕できれいな建物・環境での新しい生活が始まるという意味でも、まさに壬寅の年にしたいものだ。元旦に児童部の児童・職員で写真撮影をし、その後理事長から話をいただき、「立派な人になってください」という言葉があった。この「立派な人」というのは、学園創設者であり、「恵明のお父さん」である杉村伸平先生が子どもたちに言った言葉でもある。「偉い人でなくていい。立派な人になってほしい。」生涯大事にしていきたい。

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    <初雪だ>

    1月6日(木)、天気予報通り雪が降った。関東から東海にかけて太平洋側で雪が降った。午前9時過ぎから雪が舞いはじめ、お昼過ぎには大粒の雪になり、道路や芝生に積もり始めた。数年ぶりの銀世界となった。子どもたちが帰ってくる頃には雪はやんだが、子どもたちは雪だるまを作ったり雪合戦をしたりと元気に雪を楽しんでいた。

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    <お正月の締めくくり>

    1月7日は正月のごちそうで疲れた胃を休め、一年の無病息災を願う「七草粥」。春の七草は「せり、なづな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ これぞななくさ」。今年も三ツ谷の七草の生産者の方から七草をいただき、七草粥にしていただいた。1月11日は正月飾りの鏡餅を下ろして食べる「鏡開き」。神様の力の宿った鏡餅を食べることで一家の円満と健康を祈るもので、子どもたち、職員もおやつでお汁粉をいただいた。1月14日、笹原地区のどんど焼きが行われた。年神様を迎えるために飾った門松やしめ縄飾りを燃やすことにより、炎で年神様をお見送りする「どんど焼き」。その火にあたり、焼いた団子やもちを食べて、一年の無病息災、家内安全を願う。お正月行事は年のはじめに家族みんなの幸せや安全・健康などを祈って行うもので、風習として伝えられている大事なものである。これからも子どもたちに伝えていきたい。

    恵明通信倶楽部202201_静岡恵明学園児童部

     

  • 恵明通信倶楽部(令和3年12月15日)

    <創立記念日>

    12月12日。静岡恵明学園がスタートした学園の誕生日である。今年は会食などのお祝いができないため、職員、子どもたちで山中城址公園駐車場の一角に建てられている石碑「静岡恵明学園発祥の地」の前で学園の創立記念を祝った。昭和27年に山中新田の宋閑寺をお借りしての生活がスタートしたのが始まりである。そして一年後、学園独自の建物での生活が始まった。それがこの地となっている。施設長から先人の苦労のおかげで今の学園があることを話され、進行担当から(先人への)感謝の話があった。令和4年度は学園創立70周年となり、先日の創立記念日から学園は70年目の暮らしがスタートした。

    恵明通信倶楽部202112_静岡恵明学園児童部 恵明通信倶楽部202112_静岡恵明学園児童部

    <小径づくり>

    地蔵堂の裏からもみじの家、いちょうの家の裏に小径(歩道)が環境整備担当の職員によって作られた。小径の脇には樹木が植えられたりフェンスをつけたり、また芝生を植えたりと整備をし、今は子どもたちが普通に行き来する小径となった。現在は職員駐車場からりんごの家の裏にかけての高い杉の木を何本も切り倒し、重機でがけを整地し、小径を作っている。まるで業者がやるような作業を用務員さんがやってくれている。小径を整備するだけでなく、木を伐採したり花壇や芝生を手入れしたり、芝桜やいろいろな樹木を土手や歩道脇に植えたりと一生懸命子どもたちの周りの環境を整えてくれている。

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    <朝の道路清掃>

    晩秋から初冬にかけて落葉樹はきれいに色づきを見せてくれた葉も散り、道路を落ち葉でいっぱいにする。土・日など子どもたちと道路掃除をしていたが、葉は毎日落ち続けるので、子どもたちと朝の道路掃除をしている。以前は日課として職員と一緒に掃除をしていたが、職員の勤務の変化で掃除をする人数が減ってしまった。1名の職員が全体の小学生の道路掃除を見ることになり、みんなで協力して学園をきれいにしている。子どもたちが掃除してくれた道路はきれいになり出勤してくる職員や来園される方たちを気持ちよく迎えることができている。

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    <イルミネーション>

    12月といえばクリスマス。学園のクリスマスは中止が決定したが、構内のイルミネーションは今年もきれいに灯かっている。今年は地蔵堂周辺にコンパクトにまとめて、今までとは違う場所・雰囲気の飾りつけとなってはいるが、いろんな色の光が心を癒してくれる。「きれい」と言って光を喜ぶ子、電飾のトナカイに乗って楽しむ子、光るリズムを楽しむ子、乳児部のお姉さんに自慢げにイルミネーションのことを教える子などいろいろだが、この時期ならではの楽しい時間となっている。また夜見ることのできない職員に写メを送ると「きれいに飾ってあって子どもたちも喜ぶね。」「テーマパークみたい。」「自分の孫にも見せてあげたい。」「ぜいたくな気分になる。」などの感想が寄せられている。

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  • 恵明通信倶楽部(令和3年11月15日)

    <冬芝青々と>

    10月6日にグラウンドの芝生に冬芝の種をまきました。種をまいた後砂をかぶせるようにまき冬芝の芽が出るのを待ちました。1か月間グラウンド芝生には入らないようにロープを張り管理してきました。おかげで青々とした芝生になってきました。従来の芝は冬には茶色くなり枯れてしまいます。しかし根は生きていて休んでいる春には新しい芽が出てくるものです。センター棟前の芝生広場はそのような野芝なので冬場は茶色くなっているのは子どもたちもよく知っています。しかしグラウンドの芝生は秋に夏芝の上に冬芝の種をまくことウィンターオーバーシードによって冬も青々とした芝生を見ることができるのです(もちろん管理が必要)。これから寒くなっていきますが、子どもも大人も一緒にボールあそびやいろいろな運動あそび、ゲームあそびなどグラウンドで元気に体を動かして楽しむ時間が広がっていくのが楽しみです。

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    <みかん狩り>

    11月7日(日)、おやつを食べ終えてから幼児さん小学生たちと学園内のみかん畑でみかんの収穫をしました。昨年までは西浦久連での収穫でしたが、財団法人興農学園との契約も打ち切りになり、こども園グループの先生方の応援協力を得ながら何日もかけみかんの木を久連から笹原に運んできて移植しての育成収穫でした。そして今年は移植したばかりで収穫はできないかもしれないと思われていましたが、小粒のみかんでしたが子どもたちと収穫を楽しむことができました。幼児さんに優しく関わってくれる小学生。一緒にはさみで収穫する子、「これ採って!」とお願いに応える子、みかんの皮をむいてあげる子、そして小学生も幼児も一緒にみかんを食べる姿があり微笑ましい光景で学園の宝物だと思いました。「大きい子が小さい子の面倒を見る」ということ。当たり前のことだけれど忘れられそうな光景でした。久連まで行かず学園内でみかんの収穫体験を通して大人、大きい子と小さい子がそれぞれに関わりができる素晴らしい環境だと強く思いました。

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  • ボランティアファイル 羽田華道教室

    「お花、きれいだね」、ある日元気に小学校から帰って来た子が足を止め、大きな目で生け花をじっと見つめていました。子どもの感性は鋭く何かを感じ取ったのでしょうか、その花は週末に高校生の女の子たちが華道教室で生けた作品でした。生け花を教えてくださっているのは、羽田志津江先生と松尾しのぶ先生です。平成九年より児童部にて月に一度、主に中高生の女の子たちを中心に華道教室を開いていただくようになってから二十年以上にわたり子どもたちの感性を磨いていただき、季節の花を生けた作品たちはセンター棟に飾られ児童部の生活に彩を添えてくれる存在となりました。教室の後はティータイム。生け花についてだけでなく子どもたちの話にも耳を傾けてくださり、時にさりげなく子どもたちの立ち振る舞いを直してくださったりと、職員一同心から感謝しております。現在はコロナ禍ということもあり華道教室はお休みとなっておりますが、再開されることをとても楽しみにしています。羽田先生、どうぞこれからも子どもたちをよろしくお願いいたします。

    羽田華道教室_静岡恵明学園児童部

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